【センラ】推しに恋くらいしていいじゃん？

お泊まり ページ24

久しぶりのせんくんのお家。


半年ぶりに来たなあ。せんくんの家。




『せんくん、ごめんね』




セ「ん、ええんよ。溜め込んだらダメやで。あやちゃんもちょっと悲しそうな顔しとったからちゃんと謝り？」





そっか。あやにも迷惑かけてたんだ。




『うん、謝る。』




セ「ふふ…素直でよろしい。」




『明日仕事休むこと連絡してきちゃう。』




セ「うん、せやね。俺も明日休み取れたんよ。」




そう言ってドヤ顔を見せつけてくるせんくん。


私はそのことが初耳で、



『え、？』



と、また泣きそうな声になる。




セ「あああ泣かんとってや！明日、休み取れてん。せやからA、どっか行こうや」




久しぶりに彼と1日ずっと一緒にいれるの？


嬉しすぎて声が出ない。




『………くん…』




セ「なに？なんて？」




『せんくん！』





そう言って私は彼の胸に飛び込む。




セ「うおっ。」



彼はちょっとよろけるけど倒れず、私を受け止める。




『せんくん、好き、』



セ「今日は甘えたさんやねえ。可愛ええからええけど。」



『せんくんは、Aのこと…好き？』



そう言って抱きしめながらせんくんを見上げる。




セ「ちょ、その顔ヤバい。あと自分のこと名前で呼ぶのやめてや、心臓持たん。」




こう見えて彼は恥ずかしがり屋な部分あるんです。




『ねーえ！答えてよ〜。』



セ「…あぁ〜もう！好きやで！大好き！愛しとる。Aにしか興味無い！」



そう大声で言う。


私は急に大声で言われてびっくりしたことと、後半言った言葉に対して胸がときめき、顔が赤くなる。



セ「そういうすぐ照れる所も俺にしか見せたらアカンで。」



抱きしめられながら耳元で囁かれて無意識に肩がビクッと震える。



『…うんっ』




今日は彼のカッコいいところも可愛いところもずるい所も見れて幸せな1日だ。

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