drop*1 ページ2
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▷▷中学生episode。
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高校2年生となり、進路を嫌でも考えていかないといけない
迷ってる人なんて尚更嫌になる話で私は悩まされていた。
だって将来とかわかんないじゃん？現にこれになりたいなんて目標すらないし…
このまま皆で一緒に過ごせたらいいなって思うだけじゃ駄目なのかな？
｢あーあ…進路か〜将来も別に決まってないのに…適当に近くの大学でいいかな？｣
知｢んーでも学力も大事だよ?ほら､勉強追いつかなくて卒業できなーいとかなったらどうするの？｣
｢ちょっと聞き捨てならんのですがちーちゃん?私そんなにバカでは無いからね！？｣
私の前の席の椅子に対面になるように座って進路の話をしている
小柄で弟の様に昔っから私に引っ付いてきてた知 念侑李。
幼馴染の1人で女の私からしても可愛くて、
寧ろ自分の方が負けてるんじゃないかと一時期思った事があるのは内緒ね？
残念ながら4人一緒のクラスで卒業は出来ないけれど､一人ぼっちじゃないし
何より出来る子だから卒業するまで安心して居られるわけよ！
だってあのおバカ2人と一緒だったら勉強が進まないったらありゃしない…
｢そう言えば今日あの2人部活だよねー？｣
知｢そうだね、最後の試合に向けて気合い入ってるとか何とか言ってた｣
｢じゃあさ！帰ったら新しくできたカフェに行こう！｣
知｢いいけどまた涼介にズルいとか小言言われるよ？｣
｢あー､いいのいいのサッカーバカは無視して行こう！それに…聞いて欲しい話もあるし…｣
知｢ふふっ分かったよ！じゃあ内緒でね｣
｢流石ちーちゃん！ありがとう！！｣
進路の話は追々決めよう…
とにかく目標もないのに無闇に決めるのも怖いし…
なによりある人の傍に居たい､その気持ちの方が強かった。
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作者名：氷兎 | 作成日時：2020年5月6日 16時
