『苺と・・けい。』＝１粒＝ 〜蝉サイド〜 ページ1
夜、まったりとした時間に、
「お――い、けい。
そーいや〜さ、裏のビルの占い屋のバーさんに
苺貰ったんだぜ。食べよーぜ。」
「ん。」
ベッドで絵本を見てたけいは、
コクリと頷いて、「んぅちょ。」ってベッドを降りて
隣に座ってた涼を引き連れ
ペタペタと歩いてキッチンに来た。
ニコニコしながら頬を赤くして
「せみ、いちこ。まっかの、ね。」
「ああ、いち
赤〜いぜ。けいの頬みたいにっ。」
そう言って、けいの頬をツンっとつついた。
「んふふ。けいの、ほっぺ、いちこと。いっしょ。
ねー、りょお〜。」
ニコニコしゃがんで、けいは、涼の尖った口に
自分の頬を付け、スリスリしてる。
涼は、『ふっ。』と笑った様にして
ペロッとけいの頬を舐めた。
その横で、ねこが、「ニャ――。」ってなく。
俺はクスクス笑って
洗っていた苺をザルに上げ
「よしっと。・・何粒づつだ・・？」
器に分けようとすると、けいが・・
「せみっ。けいね、けいね、
おきにぃしの、おさら。いれて？」
「あー。あの気に入ってる透明の青い皿な。」
「んっ。」
「わかった。それに入れてやるから、
ダイニングの椅子座って待ってろ。な？」
「んー。
けい、そふぁんトコで、もぐもぐ。するっ。」
「ソファだと、皿に苺じゃ、
コロコロして食いにくくないか？けーい。」
「いーいぃっ。するぅ――――。」
「あ〜、はい、はい。わかったよ。
じゃあ、けいは、ソファに座って待つっ。」
「んっ。けい、いちこ。そふぁんトコ、まつっ。」
涼とねこを引き連れて、
けいは、ペタペタと歩いて
ちょこんとソファに座った。
けいの足元に涼が、フワッと座って
その横に、ねこが涼に寄り掛かる様に
ゆったりと座った。
「ふふふ。」その光景をオレは眺めながら
苺を、皿とボール状の器に入れて
ソファに持って行き
ソファの前のテーブルに置いた。
「ほら、けい。
テーブルに皿置いたまま食え。な？
皿持つと、コロコロ落とすから。な？」
「んっ。」
けいは、深く頷いて
お気に入りのネコさんフォークを
ぎゅっと握り締め
「いったらっきま――すっ。」
「はい、召し上がれ。あ、占い屋のバーさんに
感謝しろよ〜、こんな立派な苺っっ。
くぅ〜〜、美味そう〜〜〜。」
「ん。けい、かんちゃ、するっ。
うらなしのばばぁ、あんがとっ。」
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あひる☆(プロフ) - ぴーたん★さん» ぴーたん★しゃーん！んふふー。嬉しくってよかった〜。待っていてくれるとうれしっ。 (2019年2月16日 18時) (
レス) id: 3f0d9da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» りみしゃーーーん!こちらこそ、本当にありがとがとーです。てへー。（ё） (2019年2月16日 18時) (レス) id: 3f0d9da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - いのてんさん» 大好きありがとっ!!はい、お気遣いのお言葉、うれしいですー。（＾０＾〃） (2019年2月16日 18時) (レス) id: 3f0d9da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーたん★(プロフ) - あひる☆さーん！けいくんもご無沙汰、とても嬉しいです！！しかも、おにぎりを自分でふぅふぅして(;_;)(;_;)感動します！幸せなお話をごちそうさまです！！ (2019年2月13日 20時) (レス) id: c72f84aa28 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - あひるさーーーんT^T けいちゃんがおにぎりをにぎにぎと…。けいちゃんの成長を見られるのがしわわせ〜。またいつかお会いできたら嬉しいな。本当にありがとう^ ^ (2019年2月13日 18時) (レス) id: 8dd49b38a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年9月6日 13時
