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瀬見「よっ!」
瀬見くん、今無理して笑ってるでしょ。
だって、顔が少しひきつってる。
私の前だから……?
だから無理してまで笑ってるの?
私はそんなの望んでないのに。
瀬見「……ごめんな。」
「え、どうして?」
瀬見「だって…さ、青山が見に来てくれたのに、勝てなかったじゃん?こんなん全然かっこよくねぇよな。」
そんなに寂しそうな顔しないでよ。
そんなこと……
「そんなこと、ないよ!」
瀬見「……え?」
気付けば私は声を張っていた。
今なら何でも言える。そんな気がした。
どう思われてもいい。
だから、言うよ。
「瀬見くんは…瀬見くんはかっこよかったよ!凄くかっこよかった!
私……私、瀬見くんが好きなの。だからそんな寂しそうな顔は見たくないの……!」
もう、どう思われてもいい。
会えなくなっても、いいから。
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作者名:紗愛★ | 作成日時:2017年2月23日 19時