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地図によると、ここの粟田口派の部屋は離れの近くにあるようだ。
ちょっと遠いかな。
まあ途中に鶴丸国永さんの刀があるであろうエリアがあるから良いけど。
『とうかい.........刀解...部屋?』
「_______誰だ」
刀解部屋に注意を引き付けられていたため息を潜めた刀に気付かなかった。
首筋にピッと本体が押し付けられている。金属だから切れないけど叩かれたりしたら少なからず振動が来るよね。
『...新しく審神者になりました、神崎です。審神者とお呼びください』
「もう審神者はいらねぇ」
『...見た所、中傷、ですかね』
多分和泉守兼定さんだと思う。後ろに重傷の堀川国広さんもいるし。
ただ、顔を歪めて殺気を出してるからさ...
重傷と中傷か。この位置から直せるだろうか。うーん、殺気に消されて終わりか。異常な殺気だし。
さっき刀を投げてきた3振は疲れきってたし、刀が手元にあったから出来たんだよね。
『貴方達を傷付けるつもりはありません。刀を下ろしてください』
「そう言って何度も俺らを殺したのはお前ら人間だ!」
『うーん、こんな事言いたくは無いんですけどね、ここが元気になったら5000兆円貰えるんですよ。そして政府に戻ります。自分の居場所は政府しかないんで。
......わざわざ貴方達を傷付けて仕事を増やすと思いますか?』
「...それも嘘だろ。人間は自分の欲のために平気で嘘をつく」
ちょっと後回しで、先に鶴丸国永さん本体探そう。刀差し出してくれる気が全くないし。
目の前の襖を開ける。
どっどこ行くんだ!と後ろから聞こえたから刀探しとだけ伝えた。
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リックン - 大体のあなたの小説みてます!よろしく! (2018年6月26日 22時) (レス) id: f808e01bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠 | 作成日時:2017年8月13日 2時