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涙で湿った枕が気持ち悪い。しかし、変に動くと悠介に寝ていない事がバレてしまう。何故かは分からないが、バレたくなかった。

多分、泣いてる所を見られたくないのだろう。
今まで悠介の前で泣いたことないし。


目を瞑っても出てくる涙に嫌気が差す。



悠介は、ワシャワシャとタオルで濡れた髪を拭いていた。

もう寝るのかな。
そう考えながらジッと息を潜める。


暫くすると、悠介が近付いている音がした。

ヤバ、と深く目を瞑る。顔を見られるわけじゃないかもしれないけど......止まれ涙...っ


頭まで被っていた布団がフワッと捲られた。
そのまま俺の頬を撫で、俺の頬に伝う涙に気付いて悠介は動きを止めた。



こいつは、何をしようとした?
寝顔を確認した?

毎晩、やってた…?



涙を見られたことよりも、そっちの方に意識が行ってしまう。



「…A、起きてる?」


悠介を無視するように黙って目を瞑る。俺は寝てるよって。
体を捩って布団を元に戻そうとしても、悠介の腕の力が制して出来なかった。いつの間にこんなに力強くなったんだよ。

もういいや、って目を開けた。
思ったより顔が近くてビクリ、と体が跳ねる。


「何で泣いてるの」
『何でもない』
「何でもない訳ないだろ。A、俺の前で一回も泣いたことないし」
『本当に、何でもない…っ……』


体を捻って枕に顔を押し付ける。涙の、止め方分かんない。

こっち見て、って顔を悠介の方に向けさせられる。

悠介の綺麗な目がこっちをじっと見てて怖くなった。汚い俺を、そんな目で見てほしくない。こっち見んな。

んーっと声をあげても顔を掴む手は緩まない。


「言って」
『言わないっ』
「言えって」
『絶対言わな、んっ』


深く口付けされて力が抜ける。息が出来ないほど、余裕のない荒々しいキスだ。
ヌルッと舌も入ってきて、されるがままにされる。

腕も掴まれ、抵抗しようがない。
時々ふっと息を漏らしながらも、キスは雨のように降り続いた。


もう限界だ、と思ったところで唇が離れる。

ハァハァと肩を上下させている俺に比べ、悠介は口を拭うだけだった。


「言う気になった?」
『…いわない』
「何で?」
『…俺、は』
「うん」

悠介の声が優しくてむず痒い。おまけに頭を撫でられてもうタジタジだ。

『……汚い、んだよ』
「誰がそんな事言った?」

いつもの何倍も饒舌な悠介に動揺する。




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字数さん、貴方って人は…

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- ぇ待って色々と凄く好きな作品を見つけてしまった普通に今迄占ツクで見た中で一番かもしれない本当に待って。凄く好きです。本当に好き。きっと届いてないと思うけど大好きです!!更新待ってます!!!! (2019年7月24日 4時) (レス) id: 73d0051162 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい! (2019年1月5日 12時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
魅力に気づいたとか言いながら再び最俺民になった僕(プロフ) - とりあえずお気に入りと評価(一番右)押しました(`・ω・´)ゝビッシ (2018年6月15日 23時) (レス) id: e145b0bf95 (このIDを非表示/違反報告)
阿音 - なんだこの「法律で300m以上の建物作って良くなったからあべ○ハルカス作ってみた」みたいな感じの題名は(実話です) (2018年4月27日 12時) (レス) id: 8a3d632f4e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!更新待ってます! (2018年3月23日 2時) (レス) id: 9cdc789a1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月8日 7時

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