誰とでも仲良く出来るところ。 ページ2
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「お、英太!はよーっす」
「おー、はよーっす」
「あ、瀬見くんおはよー!」
「おう、はよ!」
朝、君が教室のドアを開けると、それまで各々自由にHRまでの時間を過ごしていたクラスメート達がそれに気づき、声をかける。
ひとりの男子には肩を組まれ、それを暑苦しいから離れろ!といいながら笑ってる君に、更に別の男子が乗ってきて軽くじゃれ合いになるのを周りの女子が笑っている。
しばらくして、ようやく開放された君は、少し疲れた、それでも満更でもなさそうな表情でこっちに向かってくる。
ふと目が合うと、君はニカッと笑って、
「A、はよ!」
と、自分の机…私の前にある机へ、荷物を置いた。
『英太、』
そう独り言を呟くように名前を呼べば、
「んーー??」
と、教科書やらを出してた手を止め、後ろに体を向けてくれる。
「どした?」
『挨拶してないな、って。
だから、おはよ』
「ははっ、なんだそれ。笑笑」
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作者名:月花 | 作成日時:2017年11月11日 13時