【世界で一番愛している人と戦う事になったら貴方はどうしますか？】【APヘタリア】

ぷーちゃんの場合 時雨さん、空さんリク ページ8

ギルの場合

彼の場合既に国家が存在していないので
もしもあったなら、という考えで行きます

まず、上司には忠実なギル

ですがこれだけは容認出来ないみたいです

負ける事が心配なのではなく

自分が勝つ事で貴方が傷ついてしまうかもしれ無い事が心配なのです

なんせ最強ですから

悩みに悩むでしょう

でも、結局は彼も国家

上司の命令には逆らえません

ーー戦うしかないなら、やるしか無いーー

各人に各人の相応のものを

ーーhappyendにするならーー

いよいよ戦いの日

軍の数では貴方が優勢になるでしょう

ですが、流石のギルベルト

数の差を物ともせず貴方の軍を追い詰めて行きます

貴方が、苦し紛れの猛攻撃を仕掛けようとしたその時

「俺様、最っっ強だぜぇ！！！」

何処かから聞き覚えのある声が

幻聴。きっと幻聴


…でも、その声は徐々に近づいて

遂に本隊にまで来ました

これで最後かと、貴方は覚悟を決めました

しかし、来たのは彼一人のみ

「…おいキラール、条約を結ぼうぜ？」

貴方の事を国名で呼ぶのは
公私の区別をはっきりとさせているから

「王も国家も残してやる。支配もしねぇぞ？」

俺様やっさしー！ケセセセセー

と笑う彼を前に、貴方はしばし固まります

余りの好待遇

ですが、このまま行けば貴方は負けるでしょう

渋る上司を説得し、条約を結び

この戦いは、双方の和平によって終結しました

ーー後日ーー
何故あんなに好待遇だったのか聞いてみると

「…好きな女一人守れないんじゃ、
俺様の名が廃るんだよ。」

と言われました

何気にかっこいい事言っていますが
彼の顔は真っ赤

貴方はそれをいじって遊ぶのでしょうか

何気無い日常、それが幸せ

ーーbadendにするならーー

二人の戦いが、始まった

圧倒的有利に立っていたギルベルトの軍が
一方的に勝つと思われていた戦いも

貴方の反撃によって長期戦となるでしょう

貴方もギルも
「止めよう」と上司に言いますが
意固地になった上司は聞き入れません

そんな上司に対して神経をすり減らして
貴方とギルは 少しずつ壊れて行きます

『何故、何故、何故…！！』

そのうち貴方とギルは
上司に愛想を尽かして
駆け落ちをします

まともな事を考える思考能力など
もう残ってはいないのです

手に手を取り合って ついた場所は
断崖絶対の崖


「来世は、普通の人間になろうぜ」


二人は手を繋いだまま崖の下へと。


戦いは終わりました

二つの国家の消滅と共に

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ラッキーカラー

あずきいろ

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