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ふっか先生が職員室に
呼ばれたかなんかで二人きりになった。
今までだってこのシチュエーションは
何回もあったけど...。っていうか、
なんで二人になると心拍数がより上がるんだ？
体感体温も、一旦鎮まっていたものが
また上昇する。まだまだ謎だらけだ。
岩「阿部くんって天才だね。」
阿「そうだよ。」
岩「認めるんだ。」
阿「俺は自分に才能があるとは
思ってないけど、IQが高いことは確か。
それを世界が天才と呼ぶなら
俺は天才なんだろうなって考えてる。」
岩「...よく分かんねぇけど。すごいね。」
岩本くんは、
子犬みたいな目でくしゃっと笑った。
一際鼓動が大きくなる。顔が熱くなる。
非科学は認めたがらない俺だけど、
好き嫌いと良し悪しの感情の区別は恐れない。
俺は、岩本くんの笑顔が好きだ。
まるで、風が吹くよう。暖かい、幸せの風...。
なんだそりゃ。って自分が冷たい顔してる。
裏腹に、陥っていく自分をもう
止められないことも、どこかで理解している。
根拠なんてないけど。
今、一生懸命根拠を探してるところ。
きっと永遠に見つからないだろうってことも
うっすらと気付いてる。
でも、もし根拠を見つけて
それを科学で証明できたら凄くない？って
ふっか先生に言うと、
「燃えるとこ間違えてるよ」と笑われる。
カッターを買うことも、
そのために親が稼いだお金を毎日使うことも、
だんだんと躊躇いが出て来たこと、
俺は分かっている。分かっているんだけど...。
岩「あ。没収ね。」
阿「ちょ！返して！」
無造作に開けてあった俺の筆箱から、
岩本くんは勝手にカッターを引き抜いた。
今日はふっか先生、朝からバタバタしてるから
回避出来ると思ったのに。
そしたら、もう後ろめたい思いして
買わずに済むって思ったのに。
それは俺の命綱だぞ。返せ！
と手を伸ばそうと、
岩本くんの背丈+腕の長さには届かない。
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ほんちゃ(プロフ) - あこさん» “糖度激甘”になっているか自信はございませんが...、お楽しみ頂けることを祈っております。「Puppy」というお話でございます。(^-^) (2020年9月14日 7時) (
レス) id: 57b7bcd659 (このIDを非表示/違反報告)
ほんちゃ(プロフ) - あこさん» リクエストありがとうございます！お応えが遅くなってしまい、申し訳ございません...。頂いたリクエストですが、『夢雪【Snow Man短編集】�掘戮諒�でお応えさせて頂きました。そちらの方でご覧頂けると幸いです。 (2020年9月14日 7時) (レス) id: 57b7bcd659 (このIDを非表示/違反報告)
柿ちゃん(プロフ) - リクエストお願いします！あべさくで佐久間くんが電車でセクハラを受けていてずっと黙っていたのですがあべちゃんが気づいて助けるお話お願いできますか？お願いします！ (2020年5月21日 23時) (レス) id: 2656a3babb (このIDを非表示/違反報告)
しゃけちゃん(プロフ) - やっぱり大好きです……。ほんちゃさんの使う言葉がとても綺麗で大好きで、読む度にこっちまで胸が苦しくて涙が出てきます…。ぜひ2年後2人が幸せそうに並んでいるお話も見てみたいです！！リクエストゆっくりで大丈夫です！次更新も楽しみにしています。 (2020年5月19日 23時) (レス) id: e1e18d5b19 (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに拝読しています。本日の_*に思わず涙が溢れてしまいました。お互いが1番だからこそ守り合う2人が健気で（泣）2人の未来（続き）楽しみにしてます。もちろん他の作品も！お忙しいと思いますが頑張ってください。更新楽しみにしてます。 (2020年5月19日 13時) (レス) id: 91a4fb01f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほんちゃ
| 作成日時：2020年5月11日 8時
