ラベンダーの香り【あべさく_*】 ページ2
佐久間
ベッドの上でゴロゴロと。
何も送られて来やしないチャットをみつめて。
ふと耳にした女子たちの会話が、
永遠に頭を巡る。
「ねぇねぇ、
目黒先生と阿部先生ってお似合いじゃない？」
「分かるー！
美男美女の二人、憧れるよねー！」
いやいやいやいや。そんなことない。...よね？
だって、亮ちゃんは俺の恋人だよ？
そうだよね？違うの？
考えたってしょうがないのに。
ただの女子の、盛り上がりの延長なのに。
何を気にしてるの。
だって亮ちゃんは、いつも俺に...。
でも、俺らってどうしても会えないから。
亮ちゃんが寂しさを紛らわすために
他の誰かに走ったって、おかしな話じゃない。
そもそも俺は亮ちゃんの隣なんかに
いちゃダメな立場なんだから。
亮ちゃんが俺に疲れて
別の癒やしを求めたって、
俺が止められることじゃない。
考えるな、考えるなってまた思い出すから...！
「蓮加ー、あ。」
「なんですか、“阿部先生”。」
「ごめん“目黒先生”。」
ねぇ、なに。あれ。
佐「もう嫌...。」
別れるなら別れるって言って。
もう好きじゃないならそう言って。
嘘は嫌。隠されるのも嫌。
浮気の暴露でも目黒先生の惚気でもいいから
何でも言ってよ...。
ふと、手にした携帯が震える。
あぁ、もう11:30か。
いつも亮ちゃんから電話がかかってくる時間。
毎日11:30にかけるから、
それまでに課題終わらせな？って。
亮ちゃんの声、聞きたい。
でも今日は出たくない。
ちぐはぐな感情をそのままに、
俺は電話に出た。
阿『もしもーし。』
佐「...亮ちゃん、」
阿『......え。どうしたの大介。』
亮ちゃん、としか言ってないのに。
ほら、やっぱり俺のこと好きだよね？
すぐ慌ててくれて、
俺、ちゃんと愛されてるよね？
佐「亮ちゃんっ...、」
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ほんちゃ(プロフ) - あこさん» “糖度激甘”になっているか自信はございませんが...、お楽しみ頂けることを祈っております。「Puppy」というお話でございます。(^-^) (2020年9月14日 7時) (
レス) id: 57b7bcd659 (このIDを非表示/違反報告)
ほんちゃ(プロフ) - あこさん» リクエストありがとうございます！お応えが遅くなってしまい、申し訳ございません...。頂いたリクエストですが、『夢雪【Snow Man短編集】�掘戮諒�でお応えさせて頂きました。そちらの方でご覧頂けると幸いです。 (2020年9月14日 7時) (レス) id: 57b7bcd659 (このIDを非表示/違反報告)
柿ちゃん(プロフ) - リクエストお願いします！あべさくで佐久間くんが電車でセクハラを受けていてずっと黙っていたのですがあべちゃんが気づいて助けるお話お願いできますか？お願いします！ (2020年5月21日 23時) (レス) id: 2656a3babb (このIDを非表示/違反報告)
しゃけちゃん(プロフ) - やっぱり大好きです……。ほんちゃさんの使う言葉がとても綺麗で大好きで、読む度にこっちまで胸が苦しくて涙が出てきます…。ぜひ2年後2人が幸せそうに並んでいるお話も見てみたいです！！リクエストゆっくりで大丈夫です！次更新も楽しみにしています。 (2020年5月19日 23時) (レス) id: e1e18d5b19 (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに拝読しています。本日の_*に思わず涙が溢れてしまいました。お互いが1番だからこそ守り合う2人が健気で（泣）2人の未来（続き）楽しみにしてます。もちろん他の作品も！お忙しいと思いますが頑張ってください。更新楽しみにしてます。 (2020年5月19日 13時) (レス) id: 91a4fb01f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほんちゃ
| 作成日時：2020年5月11日 8時
