Selfish

05. ページ5

「早く乗ってよ」


うん...乗りたいのはやまやまなんだよ。でもこのSJ仕様の車にご本人様が乗るのはすごく勇気がいるんだ...。


KH「ヒョン、早くして下さいよ」


EH「何してんの？早く出発したいんだけど」


RW「うわー本当にソンミンヒョンが好きなんだね(笑)」


え??何の抵抗もなく乗っちゃうの？特にキュヒョンとか嫌がりそうなのにとっても普通だ。


「本当はTV5XQ仕様の車とどっちで来ようか迷ったけどSJ仕様にした」


そうだった。確かに日本では車2台持ちって言ってたな。しかももう一台も普通ではないんだね...でもどうせならトン仕様の方が良かったよ俺は。


「でさ、何日間こっちにいるの？」


DH「うん、4日間くらい？そしたら次は他の国でも行こうかなって」


あれ？ね？聞いてる？Heroの初回DVD見てミスプルの掛け声してるけど聞いてる？イ・ソンミンだけ全力で気合が入っててちょっとビックリしたよ俺。


「そう。ホテルはどこ取ってるの？市内？」


ホテル？誰かホテル取った？飛行機はマネヒョンが用意してくれたけど、ホテルまでは聞いてないよね俺ら。


RW「ヒョン、ホテルはどんなとこ？」


EH「せっかくだから温泉入りたいよね」


KH「ご飯とお酒が美味しいとこなら文句は言いません」


DH「え？ホテル誰も取ってないの？俺取ってないよ？」


「「は？」」


あれ？この旅って俺が仕切ってんの？(笑)でもそうか。行こうって言い出したのは俺か。


KH「どうするんですか。今からでもホテル取れますかね？」


「良かったら、うちの実家に泊まる？広さはあるから泊まれるけど」


俺…初対面ですよご両親。しかも俺一人で会うなら分かるけど、こいつらもいるし…


手土産もなく、しかもこんな急に会うだなんて心の準備が…


ここは丁重にお断りしなければ。


RW「うわーいいの？日本の民家に泊まるなんて初めてだからドキドキするね」


EH「ベットじゃなくてお布団で寝れる？」


KH「ワインとかはありますか？」


なんでノリノリなんだよ。俺はドキドキだよ…。彼女のご両親とご飯…そして挨拶…一夜を共に…発狂しそうだ。


「別に普通の家だからね(笑)敷布団で寝れるよ-ワインはないと思う!!お父さんが焼酎しか飲まないから(笑)」


DH「お父様とお母様は俺と付き合ってることは？」


「知ってるよ。でもお父さんには韓国の人でしかもアイドルとは言ってないけど(笑)」


いやいや笑い事じゃないよ？重要なとこだよ。


日本語で挨拶…無理。

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