第38話 ページ40
ごろつきを率いて、門番を倒し瀞霊廷への侵入を成功させた狩矢。駆けつけた死神もアッサリと倒してしまう。
「ご苦労だった、残念だがここでお別れだ。お前たちはただの駒だよ、もっと卑近な言い方をすればただのアイテムだ」
用済みとばかりに切り捨て、そこへ追って来た黒崎一護たちが到着。
でも風を使い、扉を開けていた仕掛けを壊し再び扉を閉める…
井上織姫が兕丹坊の手当てをし、再び門を開けてもらうが…傷が開き苦しそうな兕丹坊。
その様子を見て、放って置けない井上織姫が1人残ることになった。
バウントを追う黒崎一護たちとりりん。
陽動をしている馬橋は、目的は刑軍を足止め。
リズに攻撃を命令する…
「かしこまりました！」
報告を受けていた砕蜂、情報が錯綜してる為 一度各班を集めることに。
集まった来た刑軍の様子を陰で伺ってる馬橋の姿があった…
「やっちまいな」
馬橋の命令と同時に、砕蜂の背中に何かが刺さろうとしていたのを成宮Aが見る。黒崎一護とはぐれたのだ。
(………！！)
手を伸ばし、止めさせようとすると同時に…
『新たな能力が目覚めるのでしょうか？』
謎の女性は不適な笑みを浮かべていた。近くにいる男性はテーブルに置かれた紙に手を翳す。
『強い力を感じます…』
成宮Aの運命を導くような二人の声。その指示で霊圧を集め、リズを2つに裂く。
それに砕蜂が気付き、馬橋は怒りを爆発し…
(…チェンジ)
鈴蘭を放し、魔法陣の中に消えていく。
「…黎桜華ッ！」
魔法陣に浮かび上がり、成宮Aは斬魄刀を手にする。蒼い焔が立ち込め、斬魄刀を包んでいた。
「燃えてしまいなさい！」
斬魄刀を振ると、蒼い焔がキラキラと輝き…沢山のリズを焼き尽くす！
「なめんじゃねぇぞ！リズ！」
馬橋は諦めが悪いよう。どうしても負けたくないようだったが…成宮Aに殺られてしまう。
「…………っ！」
斬魄刀を地面に突きつけ、蒼い焔が馬橋のいるところで円を描く。
成宮Aが斬魄刀の先を差し、描かれた円から蒼い焔が吹き荒れる。
もう一回、斬魄刀を地面に突きつけると爆発し馬橋は消滅。馬橋が消えた為、操られていた死神達も元に戻った…
「消えたのは馬橋の霊圧か、敵もなかなかやるもんじゃの…さて、其処に隠れている御人…そろそろ出てきても良かろう？」
馬橋の霊圧が消えたことは仲間に知り渡っていた。沢渡は涅マユリが近くにいることを知ってる為そう言っていた。
「霊圧を隠しても、それ以上の殺気を出していたら誰でも気付きますぞ」
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
