第37話 ページ39
十一番隊の隊舎では、更木剣八が刀を持って行動開始しようとした…
「剣ちゃん、マキちゃんに会いに行くの？」
「あぁ、十番隊長が連中の動きを掴んだらしいからな」
「あたしも行くっ! あたしもマキちゃんに会いたいもん！」
遂に更木剣八と一之瀬真樹が対峙する時がやって来るのだろうか？
瀞霊廷前では、門番が倒され…ごろつき連中も集まり遂に全面対決開始＿＿＿＿
先に瀞霊廷へ向かったと知った日谷番冬師獅は、松本乱菊へ瀞霊廷に向かうように指示。
「瀞霊廷が簡単に落ちることは無いと思うが、こっちに来てから奴ら霊子を吸収し、異常にパワーを上げている…」
何が起きるか予測が付かないと言うことみたいのようだ。
勿論、足止めしないといけない一之瀬真樹は、早くも始解。
「行かせはしないと言ったはずだ、光華閃け…虹霞！」
虹霞の効果発動で、周りは光に包まれる！
「私の虹霞は光の斬魄刀、虹霞の放つ光が君たちの周りの空気を反射…屈折させてこの空間を作りだしている…」
光の反射による幻影…その為、下手をすると同士討ちになる危険が及ぶ。
「よう、久し振りじゃねぇか一之瀬」
「更木」と声をかける日谷番冬師獅。何か面白そうなことになってるという。
「…フン」
更木剣八に揶揄られてご機嫌斜めだ。久し振りの更木剣八と一之瀬真樹の再会。
相変わらず一之瀬真樹は更木剣八のことを憎んでるようだ。
「で、どうする？お前はこいつ等の足を止めなきゃならねぇんだろ？やるんなら邪魔はしねぇぜ…」
と、一之瀬真樹を早速挑発する。
「狩矢様…申し訳ありません！」
一之瀬真樹は更木剣八と戦うことを決意!「更木剣八、貴様を斬るっ！」と意気込む。
「よし、丁度退屈してたところだ相手してやるよどんだけ腕を上げたか、見せてみろよ！」
遂に更木剣八vs一之瀬真樹のバトルが始まる。
攻撃する一之瀬真樹の剣を難無くかわす更木剣八。
姿を消したりもしてますが、やはり更木剣八の方が上のようだ。
「光華閃け、虹霞！」
虹霞を発動させる。しかし、更木剣八は無傷。
「尸・魂界を出て、腕を磨いてきたんじゃねぇのかよ？」
終わらせようとする更木剣八に、一之瀬真樹の霊圧が変わる。
ここからが本番だと、次なる技が発動！
「光華閃け、彩玉虹霞！」
少しはマシになったと言う更木剣八に、一之瀬真樹の攻撃が炸裂。
今でもまだ更木剣八が隊長の座にいる事が納得出来ないようだ。
「その名が示すように、護廷十三隊とはそれぞれに守るべきものの為に戦うのでは無いのか！ 貴様は何の為に戦う…？貴様の忠義は何処を向いているのだ…！」
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
