第36話 ページ38
蘭島の家へ行き、治療を受ける黒崎一護たち。
どこに住んでるのかと思ったら地下…
バウントについて話し始める蘭島。
蘭島が行っていた人間の魂魄を使った永遠の命の実験は極めて高い確率で成功するはずだったが、不慮の事故によりバウントが発生。
そして、現世に居場所の無いバウント達は尸・魂界を頼ろうとしたが、実験で出来た亜種を認める事になると言うことにより拒否された。
受け入れを拒否されたバウント達は尸・魂界へ行くことを強行。
そこにクインシーが絡み…
そして、そのチャンスに死神たちはバウントの殲滅にかかった。
その殲滅戦をかろうじて生き延びたのが狩矢だったのだ…
「そこまで情報を集めていながら、貴女は今まで何をしてたんです?バウントを作った貴女なら、現世に行って彼等を何とかすることが出来たでしょう?」
と責める石田雨竜に、おもむろに死覇装を脱ぎ背中を見せる欄島。
「瀞霊廷を追放された時、私は死神としての力を封じられた…これじゃ現世に赴く事も、此処を逃げ出す事も出来ない…」
狩矢との戦いの時に使った力は、長い間かけて研究し…どうにか戦える程度の霊圧を取り戻せたらしい。
蘭島を追放した人達は、バウントに霊子変換能力が無いことで現世でカタが付くと思っていたようだった。
それでも、どんな手を使っても必ずやってくると思っていた…
蘭島は公表して、受け入れるように提案したが
その結果が今の状況だと言う。
ネムちゃんから渡された装身具…どうやら蘭島も知ってるらしく…
「その装身具かなり危険なものだ、むやみに使うと…」
それでも狩矢を倒すためには必要で、全てを承知した上だと言う石田雨竜。
覚悟は決まってるようだ。
その頃、一旦退いた狩矢は…
朽木白哉との戦いを“奴と戦ったことで良い宣伝になっただろう”と評価する。
確実に増えて来ているごろつき達…
「一之瀬、他の三人は?」
「計画通り瀞霊廷の動きを監視しています」
「そうか、いよいよだな…」
狩矢もそろそろ動きを見せつつあるようだ。
蘭島の隠れ家にいる、黒崎一護と石田雨竜…成宮A。
「ば、爆発タマゴ」と叫んで起きる黒崎一護に成宮Aは一体どんな夢を見てるんのだかと思った。
「僕達は貴女に良く似た…いや、そっくりなバウントと現世で会ってるんです。相馬芳野、それがそのバウントの名前です…」
「その芳野ってバウントは…恐らく、私のコピー…」
不死の魂魄を生み出す実験で、流石に人間の魂魄を使うのは倫理上問題があるから、蘭島達の魂魄を元に人造魂魄を作り…
それを使って実験をしていたのだ。
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作者名:零月 | 作成日時:2016年8月20日 18時