第35話 ページ37
何処からでもなく頭に響いてくる言葉。それを信じ、成宮Aは斬魄刀をチェンジする…
「…黎桜華ッ!」
その言葉に誰もが驚いた。“鈴蘭”から“黎桜華”に変わり、成宮Aは立ち上がる。
「淡い焔で…凪ぎ払え!」
黎桜華という斬魄刀から蒼い焔が立ち込め、斬魄刀を包んでいた。
「黎桜華ッ!!」
斬魄刀をヒュンと振ると、焔がかき消え蒼い光を纏っていた。
(これが…私の
瞬歩で近付き、ほんの一瞬で斬魄刀は蒼い光を灯した…
「………!?」
風の防御を受けることなく、近付くことが出来たことに朽木白哉は驚いていた。
(斬魄刀を…2つ…だと?)
朽木白哉は驚いていたが、狩矢は逆に面白くなってきたような感じだ。
「これは…どうかな……」
黎桜華を振り、蒼い焔が弾き飛び前の5ヵ所に並んだ。それが紋章に変わり、狩矢からの攻撃を受け止める…
(………ッ!!)
焔が斬魄刀へ集まり、成宮Aは素早い動きで狩谷に傷を与えた。回復させないよう、攻撃を仕掛けるが…
「やっと見つけたわ」
現れたのは…芳野にソックリな女性。狩谷の問いに
「いつか来ると思っていた、気が遠くなりそうな長い間私は待っていた…」
「我々は苦痛とも言える程の時間を耐えてきた、そして、それを押し付けたのはお前か!」
冷静に狩矢を分析し「私を殺す?」と蘭島は問い掛けた。
成宮Aの凄まじい霊圧に気付いた黒崎一護は急いで向かっていた。
「………!!」
そんな狩矢に朽木白哉の攻撃が迫り、成宮Aは朽木白哉に言ったことからまた言い合いが始まろうとしていた…
「言ったはずだ、尸・魂界に仇名す者は斬る」
再びバトル再開、だが…古賀がダルクで攻撃して来てその間に、狩矢は一時撤退。
そこへ、黒崎一護がやって来た…
(はぁ………)
黎桜華は元に戻り、斬魄刀は鈴蘭に戻った。深いため息をつき、成宮Aは手を何度も握った…
(謎だ、この能力は……)
☆
「どうやら、上手くいったようだ……」
ある場所に謎の女性と男性がいた。周りは暗く、蝋燭の光が頼りだった…
「能力を引き出すのは…貴方次第…ですよ」
コップに注がれたコーヒーを眺めていた女性は目を細めた。
同時刻。
黒崎一護を追い掛け、石田雨竜が姿を現した…
蘭島を見て芳野とソックリで驚く。
「死神にクインシーか、なかなか面白い組み合わせだ。お前たちがバウントと敵対してるのなら私は敵じゃ無いよ」
話を聞く為と傷の手当をする為に、とりあえず蘭島の家へ向かう。
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作者名:零月 | 作成日時:2016年8月20日 18時