第29話 ページ31
黒崎一護、阿散井恋次、成宮Aは宇柿を追いに行く…
「良〜し!ここはオレ様に任せやがれ!姉さんも、井上さんも新たに現れた神々の谷間を持つ女神様も、全部まとめて面倒みてやるぜっ!」
「あぁ。頼んだぜ、コン!」
「え?!ちょっと?ツッコミ無しかよ〜っ!」
コンはツッコミが欲しかったのだが、来ないことに悲しんでいた。
ゲゼルの影になるオブジェを壊しながら進んでいく黒崎一護と阿散井恋次、成宮A。
でもオブジェを壊したところで自分の影を無くすことは出来ず、攻撃を受けるが…
「………!!」
そこへ檜佐木修兵と吉良イヅルがやって来た。
吉良イヅルは受けたダメージが大きく、心配する黒崎一護に…
「構わん、バウントごときに油断した俺たちが悪い」
檜佐木修兵はそう言って、ゲゼルの攻撃に迎い撃つ。
「後ろからしか攻撃しない。どこまでも卑怯な奴、面を上げろ侘助っ!」
吉良イヅルは始解をし、斬魄刀の形が変わった。侘助の攻撃で腕を封じられたゲゼル。
「腕はもう1本あります」
負け惜しみを言うが、もう1本も封じられて悔しがる宇柿。態勢を整える為にゲゼルをいったん戻すことに。
黒崎一護たちも天井が崩れた為、檜佐木修兵と吉良イヅルとは別行動。
「この先には綾瀬川がいるはずだ!」
☆
檜佐木修兵と吉良イヅルと別れた黒崎一護たちは先へと進む。
「弓親さんっ!!」
「これが本当のゲゼルです」
追いかけて来た、目玉型のドールに囲まれ光の影からドール・ゲゼルの本体が遂に姿を現した…
巨大な体に大きな口、目が無いのは光りを発するドール。
綾瀬川弓親を鷲掴みにして投げ飛ばし、阿散井恋次は体を張って受け止めた。
「僕としたことが…どうやら、美しく無いことになったようだね……」
あくまでも美しさに拘る綾瀬川弓親。もう、体力が残り少ないようだった。
「更木隊の流儀は…負けると言うことは死ぬこと…これじゃ隊長達に合わせる顔がない」
宇柿は姿を見せない為、ドールを攻撃し本人を引きずり出そうとする黒崎一護を止め…
「一護、ここは俺に任せてくれねぇか」
と自分が引き受けると言う阿散井恋次だった。「思い出したんだよ、俺達のやり方を ケンカはタイマン負けは死ぬ時。どうせ死ぬならケンカで派手に」
この先にまだバウントがいるため、黒崎一護に体力を温存して置くように言いゲゼルと対峙する…!
「卍解!狒狒王蛇尾丸!」
そんな阿散井恋次の卍解も綾瀬川弓親から見ると「しかし、美しくは無いけどね…」と不満のようだ。
ドールを直接戦わせるのは得策では無いと判断した宇柿。影に戻し、隙を付く戦法に切り替えた…
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作者名:零月 | 作成日時:2016年8月20日 18時