第2話 ページ4
「何で…私がしないといけないんだよ……」
成宮Aは黒崎一護の身体をトイレに置いておいた。
30分後。
「一護、まさか……廊下にポイ捨てしてないだろうな!」
朽木ルキアは成宮Aと同じことを思っていたようだ。
「ない!……俺の身体がねぇ!」
黒崎一護と朽木ルキアは心当たりで探し、やっと男子トイレで見つかった。
☆
ある日の帰り道。
学校の外に朽木ルキアの姿があった。
「お、ルキアか。どうしたんだ?」
朽木ルキアは隣にいる私に目を移した。気付かれている。
(霊圧を感じられない…だと?)
私を見てくる朽木ルキアに黒崎一護が「どうしたんだ?」と聞いた。
「後で話すからな!」
朽木ルキアはそう言い放って行ってしまった
のだった。
(何なんだよ…急に)
黒崎一護は「先に帰る!」と言い、走って家へ向かう。
約30分でクロサキ医院に到着すると、夏梨と遊子が迎えた。
「お帰りなさい、お兄ちゃん」
夕食の支度をする夏梨を手伝いにキッチンへ行ってしまった。父はまだ帰っていない。
「ルキアの奴…何なんだよ」
ぼそっと言いながらも、自室に入る。そこに朽木ルキアがいた。
「で、話は何なんだよ?」
すると、朽木ルキアは虚を倒す黒崎一護を見ていた人について話した。
「でもさ、霊圧なんて感じなかったんだぜ。もし違っていたらどうすんだよ」
頭をぼりぼりとかきながらベットに座る。霊圧を感じなかったのは確かだ。感じたのは虚の気配だけなのだ。
「だが、それは確かだ。転入してきた人に違いない!」
朽木ルキアはそう断言した。だが、黒崎一護は分かっていないよう。
「明日、聞いてみるから。それでいいんだろう!?」
朽木ルキアは頷いた。下から遊子の声が聞こえた。夕食が出来たらしい。
「あぁ、今行く!」
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作者名:零月 | 作成日時:2016年8月20日 18時