第27話 ページ29
檜佐木修兵たちが来ていることに気付いた狩矢。戦闘して来たメンバーにはビットからの魂魄吸収を続けさせ、宇柿に相手をさせることに…
その前に、石田雨竜の様子を確かめる狩矢。
「皆さんを退屈させる様なことは決していたしません、さぞや華麗な晴れ舞台になることでしょう」
「一之瀬、例の件は？」
「はい、そろそろ動きがあるかと…」
狩矢と一之瀬真樹は何やら企んでるよう。尸・魂界に関係あるのかは分からない。
同・浦原商店。
「黒崎さん、ちょっと良いですか？」
部屋を出て行く黒崎一護を呼び止めた。
「卍解も出来ずに 勝てますか？」
浦原喜助は卍解のことを聞く。黒崎一護は…
「…確かにまだ卍解出来ないけど、何て言うか ちょっと掴めそうな気がしてるんだ。何とかするさ…」
卍解について何か掴めているようだ。まだ出来ないが…
「分かりました。お任せしますよ」
☆
バウントのアジト前で待機中の綾瀬川弓親。
「アンタ、敵のアジトの前で何してんのよ？」
そこへ松本乱菊たちがやって来た。
「相手に気付かれたらどうするつもりだ？」
「もう気付かれてますから。癪だけどバウントって結構侮れない感じですね」
そこへ黒崎一護たちが向かっていた。コンも一緒に付いて行くが、弾除け扱いにされていた。
(何か嫌な予感…大きな仕掛けしているようだけど……)
成宮Aは注意深く、辺りを見渡す。霊圧をブレスレットに直接当て、仕掛けがあるのを知った…
(これは…慎重にいくしかないか)
霊圧を当てるのを止めると、ブレスレットは元の色に戻った。洞窟の異変は松本乱菊たちも気付いていた…
「みんな、油断しすぎ」
綾瀬川弓親はそう言い、話が変わって別々に行動することになった。
「唸れ、灰猫！」
始解で柱を倒すも、罠に嵌る。縄で縛られた松本乱菊は…
「………！！」
最後は槍に襲われてしまう…
吉良イヅルと檜佐木修兵は目玉型のドールに追い詰められ、行き止まりへ。突き飛ばされて動けない吉良イヅルに、捕まった檜佐木修兵。
「影の方が手よりも小さい…もしかしてコイツ出られないのか？」
吉良イヅルは重要なことに気付く。
だが、崩れた天井の下敷きになってしまった…
一方、一人で修行中の石田雨竜に涅ネムがやって来た。
「君は…！」
「ご無沙汰しております」
「一体、どうして…」と訊ねた石田雨竜に問答無用でいきなり攻めて来た。
力が無い為、完全に押されていた…
「…本当に、力を失ってしまったのですね」
涅ネムはそれを確かめる為に攻撃したのだ。涅ネムの問いに石田雨竜は…
「このまま、何も出来ずに終わるのは嫌だ！」
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
