第23話 ページ25
「面を上げろ、侘助！」
吉良イヅルは始解を始める。すると、斬魄刀は変わった形に変えた。
「侘助は斬った相手を二乗に重くする」
浅野啓吾を連れて浦原喜助さんの所へ向かおうとする黒崎一護の前に再び古賀がやって来た。
「…………」
黒崎一護の顔がケインと重なり攻撃出来ない様子だった…
「生き急ぐな小僧共、命を惜しむは恥では無い」
結局そのまま去っていった。そして、急いで浦原商店へ向かう！
同時刻。
高速で移動するリズを相手に鬼道が使えず苦戦する朽木ルキアたち。
「…赤火砲ッ！！」
リズに狙われた井上織姫。そこに軌道が入り、みんなの目線が成宮Aへと移った。
「「「………！！」」」
成宮Aが乱入してきたことに、馬橋は怒った。リズに指示し、
………ッ！！
ブレスレットをつけている手でリズを追い払ったことに朽木ルキアたちは驚いた。
(危ない……ッ！！)
朽木ルキアたちを狙うリズ。成宮Aはそれから守ろうとした…
(やられる訳には……！)
リズが体内に入り込んだ成宮Aは反撃できる時間を試みる。
「俺の可愛いリズはな、
その頃、黒崎一護たちは浅野啓吾を背負って浦原喜助の所へ向かう途中だった。
自分が運ぼうとする黒崎一護に吉良イヅルは感心していた…
「友達とは違うけど、僕はかけがえの無い人を失ったことがある…だから今の君の気持ち分からなく無い」
☆
朽木ルキアたちを庇った成宮Aに対して攻撃は出来ないという井上織姫だった…
「私には…出来ないよ！」
クロードの考えである“操る本人である馬橋を狙う”というのを実行するが…成宮Aによって防がれてしまう。
「「……！！」」
攻撃してきた成宮Aにやられそうになった時、檜佐木修兵がやって来た。
「護挺十三隊、九番隊副隊長…檜佐木修兵。バウントを葬りに来た」
成宮Aが馬橋に操られてることを知った檜佐木修兵。
「なるほど、仕方ない。成宮Aを斬るだけだ」
「まだ…戦える……！」
成宮Aは意識を取り戻し、あることを実行する…
「リズ！どういうことだ？！」
馬橋は驚いた顔で訴える。リズによると、成宮Aの意識が取り戻し、何かをしようとしていることだった。
「何をする…つもりだ……」
斬魄刀を手にし、地面に突きつける。そこに魔法陣が現れ、リズを体内から引き離し魔法陣へ…
(姿を…現せっての！)
斬魄刀をまた地面に突きつけ、魔法陣の色が赤くなりリズが現れた…
「「「……！？」」」
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
