第22話 ページ24
黒崎一護たちの前に再び現れた古賀とダルク。蜘蛛の巣状に張り巡らされた鉄に捕まり身動きが取れなかった…
(くそっ……！)
黒崎一護は反撃しようと試み、落とした斬月を拾う。そして、思いもよらないことが起きた…
黒崎一護の虚化だ。
「ひゃははははっ！あーはははははっ！」
虚化した黒崎一護は狂喜に狂っている。虚化に黒崎一護は反抗。自力で取り戻すのだが…
(止めろ……ッ！！)
何とか虚化から追い払い、その場に倒れてしまった。
その後、黒崎一護は力を振り絞り立ち向かう。
残った体力的にも戦闘は苦難、古賀とダルクにやられてしまった…
「俺は若い奴の死に目に立ち会う
☆
「久し振りだねクラウド、いや 今は違う名かな？」
この時は古賀自身、バウント同士協力していたという考えはなかった。狩矢はケインを無理やり古賀に押し付ける。
“我らバウントの希望”など、狩矢は言っている…
「時間はたっぷり有る、ゆっくりと仕込んでやって欲しい。君の手で人として生かしてやってくれ」
狩矢は古賀に“ドール召還の書”を渡す。
「これでドールを持てぬ同胞が、一人でも明るい光を手に出来るなら良いのだが…」
狩矢はそれを言って“酒場”から出ていく。ケインも行こうとするが…
“力を持たなければ生きていけない”と引き止める古賀。付けて来ていた3人組みに絡まれたが、何も効かない古賀にビビッて逃げて行った。
次の日。
大勢引き連れて、今度は斧や剣、銃を手にまた戻ってきたが古賀はダルクを召還し、全て蹴散らした…
この一件の所為か、修行に熱心な様子のカイン
「俺、アンタに追いつきたい。出来ればアンタと生き続けたい」
“ドール召還の書”を渡し、召還の手順は古賀がするという。古賀が駆けつけた時には、既にドールを召還し終えた後だった。
小さなドールに、力を見せてくれと言うケイン
だが、やはり目覚めさせたのが早かった。最後は灰のようになって消えた…
ケインの墓の前で狩矢が泣いていた。
「共に生きよう、1人孤高に生きるにはこの悲しみは辛すぎる。我らは共に生きるべきだ」
☆
狩矢が目指しているのはバウントが統率する新しい世界を創ること、そしてその世界を統べること…
それを黒崎一護は古賀から聞いた。
「俺は未来ある若者の死を看取る星の下に生まれてきたらしい…さらば小僧！」
黒崎一護の所に吉良イヅルが駆けつけてきた…
「君か、バウントと言うのは…護挺十三隊、三番隊副官。吉良イヅル」
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
