第21話 ページ23
男の子の悲鳴を聞いた阿散井恋次。すぐに駆けつけ……
「………！！」
そこには今にもビットに襲われそうな男の子がいたのだ。
(くそぉ！きりがねぇ…！)
「恋次！私が相手をするから、男の子を宜しく頼むよ！」
そこへ成宮Aが駆け付けた。阿散井恋次は一瞬、戸惑ったが…
「ふぅ………」
深呼吸し、右手を地面に当てる。すると、魔法陣が現れた。
(出来るか分からないけど、やってみるか！)
母親が産み出した軌道を使うことに決めた。
その名は…
「…斬霊華ッ！！」
水色の光を打ち上げ、分裂。光は触れた物を粉砕する、そして光が跳ねて別の物を貫く…
連動する軌道を母親が開発、全ての“ビット”が粉々に砕け散った……
(まだまだ修行が足りないか……光は水色。威力は大体あるけど、母親は紺色。修行しないとね……)
同時刻。
浅野啓吾はコンビニに寄っていた。袋を手にして夜中を歩いていく。
「………！？」
ビットが来たことに焦って逃げる。上手く目を逸らせたかと思うと残ってた1匹のビットに刺されてしまった…
「おいっ、啓吾！」
黒崎一護は浅野啓吾が倒れているのを発見し、駆け付けた。しかも、ビットが群がり魂魄を吸っている姿。
現れたのはバウントの一人、古賀。
早速、ダルクを召還する古賀
以前とカタチの違う姿。パワーアップしたのだろう。
「あなたタイプだわ、私追いかけられるより追いかけたいの」
折角、浦原喜助に作って貰った“バウントセンサー”は壊されてしまった…
その頃、朽木ルキア達は井上織姫たちと合流。
そこに現れたのは、バウントのメンバー“ヨシ”
「………！！」
井上織姫たちを一護の加勢探索に行かせ、一人でヨシの相手をするルキア!
“1人より2人の方が良い”と言って戻って来た井上織姫。クロードと3人でヨシと対峙する…
そして茶度康虎とノヴァ、そしてウルルの前に現れたのはバウントのメンバー沢渡。
「小童どもがっ」
それぞれ戦いを開始する。その頃、成宮Aは応援に行こうとしていた。
(さて、私はどうするか……)
☆
一方、ダルクと対峙する黒崎一護。パワーアップしたバウンド“ダルク”相手に苦戦中。
「一……護･…っ」
浅野啓吾に呼び掛けられ、黒崎一護は死神の姿が見えることに驚いていた。
「一護……逃…げ…ろ」
黒崎一護は浅野啓吾が気を失ってしまうのを見てしまった…
怒りが爆発し、月牙天衝を撃つが、分裂するダルクには効果はなかった。
「……！」
りりんの幻術で隙を見て隠れることに成功。
「啓吾を助けに行く」
戻ろうとする黒崎一護を必至で止める。そして黒崎一護達の前に再び現れた…
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
