第11話 ページ13
電話を来るのを待っていると…電話が鳴った。受け取って聞くと…
『午後8時、お姉ちゃんの家に行ってみな！』
と言って切れてしまう。
指定通り黒崎一護たちは午後8時に井上宅へ向かう。井上織姫には大きな外傷は見受けられなく、しばらく様子見とのこと。
そして、井上織姫に続き…茶度康虎まで拐われてしまった。
「とりあえず、人間でも死神でも無い存在ってとこでしょうかね」
浦原喜助は事件についてそう述べた。石田雨竜もそう思っている。
また電話が鳴り、浦原喜助が受話器を取った。
『これから、空座博物館にゲームの続きしよ！みんなで来て！』
ということにより、黒崎一護たちは空座博物館に向かった。
空座博物館に入ると、りりんの命令で刀を置いていくことになった。
『そこのケースに入れてね！』
黒崎一護、阿散井恋次、成宮Aは斬魄刀をケースにいれるのだが…
“蛇尾丸”と“斬月”の表札が変で、“蛇尾○”と“残ケツ”だったのだ。
「「…………！！」」
それを見た二人はイライラしていた。ちなみに私は“鈴蘭”。変わってない。
「何でおめーだけ、変わってないんだよ！」
黒崎一護に言われてしまった。遂には阿散井恋次まで…
「おめーはいいよな！俺たちと違ってよぉ！」
3人で言い合っていると、石田雨竜は呆れていた。そりゃあ、そうなるよね。
「はぁ……」
石田雨竜はため息をついて、私たちに割って入った。
「3人とも、揉め合ってないで。行くよ」
石田雨竜の一声で揉め合うのを止めた。中へ入ると、不思議な空間になっていた…
「………？？」
石田雨竜は何かに気が付いたのか、コンに赤い糸を持たせた。
それによって、3×3の空間を無限ループさせ、3マス行ききれば良いだけの単純な仕掛けが分かったのだ。
そして、りりん達は3マスを行かせないように邪魔をしていた…
それを抜けると、また違った試練が与えられた。それは、一護達の中に紛れている『偽者』を見つけ出すこと。
『この時計が12時迄になるまでに、その入れ替わった人物を決定してね！見事当てられればお兄ちゃん達の勝ち！でも、もし間違えたら学校中の皆を消滅させちゃいま〜す！』
とりあえずは普段通りに授業を受けながら、偽者を探すことに。
だが、最初の犠牲者が出てしまった…
有沢たつきだ。
一方、尸・魂界では大変なことになっていた。
「本日、これより数時間現世への全ての通行を一時的に停止する！」
浮竹隊長の命令によって門が閉じられましたが、閉まる直前外へ出る砕蜂の姿があった。
「…………！！」
四楓院夜一の命令で、砕蜂は現世へ向かう…
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作者名：零月 | 作成日時：2016年8月20日 18時
