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「…、っ、離してっ…」
グッとギョンスの胸を押しても
離れることはできなくて
再び恐怖の渦に巻き込まれる
D「撮影、楽しみにしてる。
いろんな意味で」
私に背中を向けて、そのまま去っていくギョンス
もう既に、波乱が始まる予感がした____
___
S「で、どうなの最近！」
「だからぁ……今はいないって…」
久しぶりにシウォンが呑みに誘ってくれて
いつものバーに集合中
少し酔いが回ってくるといつも恋愛話だ
S「そうじゃなくてチャニョル君！
まだ好きなくせに何してんだか」
「…う"……す、好きじゃない…もん…」
S「じゃあ何で指輪してんの」
そう
別れてから何ヶ月も経っているというのに
私の左手には、チャニョルがくれた
リングが眩しく光っていた
これをつけていれば、また彼が
私の元に帰って来てくれるかも
なんて淡い期待が胸の内の何処かにあって。
「…幸せになってねって、言ったんだよちゃんと」
S「本心じゃないくせに？」
「…本心だって言ったら嘘になるかも。
だけど半分は本心だよ。
チャニョルが笑ってたら
自分も自然と笑顔になれるんじゃないかなって。
でも言ってから後悔しちゃったし…はは、
矛盾してる自分が変…」
カクテルを飲み干して、
空っぽになったグラスを見つめる
S「恋愛ってそうよね。
好きな人にはカッコ悪い姿なんて見せたくないし
相手の幸せを願う、なんて
カッコつけた事言うけど
実際他の人がその人を幸せにしていたら
自分はぐちゃぐちゃになっていくだけ。
相手を幸せに出来るのは自分しかいない、
いつのまにか
そう思い始めてるんじゃないかしら」
「……シウォン」
S「オネェでも、昔はまともな男だったのよ？」
「…ふふ、ありがとシウォン」
S「とにかく。今回のドラマがチャンスだと
思いなさい。
同棲し始めたあの頃を思い出せれば
きっとうまくいく」
__
シウォンにお会計を任せ、外に出る
そこには1人、見慣れた顔と
見慣れた車
「…ベク……」
BH「シウォンさんに頼まれて飛んできた。
乗って、送ってく」
薄い羽織を私に被せたベッキョンに
少しだけ、優しさを感じたんだ
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せいな(プロフ) - 楽しみに待ってます＼(^^)／ (2015年8月15日 14時) (
レス) id: 2806b0a3d3 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - お話はちゃんと後ほど公開いたします。パスワードはちゃんと外しますのでお待ちください。 (2015年8月15日 13時) (レス) id: 1d2246f2f4 (このIDを非表示/違反報告)
スタァ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！続きのパスワードは公開できるようになったら外されるのでしょうか？ (2015年8月15日 12時) (レス) id: ca85df6dda (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - パスワード教えてください！いつも楽しみに読んでました！！ (2015年8月15日 11時) (レス) id: 66629e8068 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - パスワード公開は致しません！もう少々お待ちください。 (2015年8月15日 11時) (レス) id: 1d2246f2f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リナ
| 作成日時：2015年4月19日 7時
