29 ページ29
.
監督「……まあコンセプトは大体こんな感じ。
完結に言えば、Aちゃんと
ギョンス君は幼馴染み
本当は両想いなのにすれ違う2人。
そこに登場するのがチャニョル君。
恋愛ドラマでよくある感じになるけど
君達3人なら平凡なドラマにならないはず。
任せたよ」
CY&D「はい」
「……はい」
また今度、そう言って監督は去って行き
チャニョルとギョンスは席を立った。
D「久しぶりの3人だね」
CY「そうだな」
D「Aなんか会わないうちに
すっごい綺麗になってさ。
チャニョルもそう思うよね？」
やめてよ
彼に話を振らないで
少しだけ視線を彼に向ければ
軽く首を傾けていた
ドクンッ_____
冷酷な目が私を捉えて
私はスカートをギュッと掴む
「お、お世辞ばっかりやめて…好きじゃない」
D「男できたからか〜」
「…、そんなわけっ…、」
D「え〜〜？ははっ、隠さなくていいよ」
淡々とした口調で、ギョンスはそう言う
そして彼の次の行動に、私は言葉を失う
近くの雑誌棚に行き
一つの週刊誌を手に取る
なに……？
バサッと私の前に投げられたそれを
チャニョルがめくる
そこに写っていたものは
家の前で抱き合う男女2人
間違いなく、私の家であり
間違いなく、私とビョンベッキョン
「…、なに、これ…」
D「こっちのセリフ。てか、チャニョルと
別れてたんだね。それでも
別れたてでしょ？乗り換えはや〜い」
嫌味満載の言葉
怒りが募った私は週刊誌を手に取り
ギョンスに投げつける
「…っ、ベクとはそんなんじゃないっ！
チャニョルの前でそんな話しないでっ…
無神経にも程があるでしょ？
どうしてそんなこともわからないのっ…？」
瞳に浮かんだ涙は、ゆっくり頬を伝ってゆく
D「いいじゃん。チャニョル君にだって
立派な相手がいるんだし。ね？」
「……っ、えっ……？、」
瞬時にチャニョルの方を向く
その目はやっぱり冷酷で
何も写っていなくて、もはや私の存在なんて
彼の目には置かれていない
.
CY「俺、結婚するんだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せいな(プロフ) - 楽しみに待ってます＼(^^)／ (2015年8月15日 14時) (
レス) id: 2806b0a3d3 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - お話はちゃんと後ほど公開いたします。パスワードはちゃんと外しますのでお待ちください。 (2015年8月15日 13時) (レス) id: 1d2246f2f4 (このIDを非表示/違反報告)
スタァ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！続きのパスワードは公開できるようになったら外されるのでしょうか？ (2015年8月15日 12時) (レス) id: ca85df6dda (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - パスワード教えてください！いつも楽しみに読んでました！！ (2015年8月15日 11時) (レス) id: 66629e8068 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - パスワード公開は致しません！もう少々お待ちください。 (2015年8月15日 11時) (レス) id: 1d2246f2f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リナ
| 作成日時：2015年4月19日 7時
