ペアリング

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後味がかなり悪い中、新居に到着



当然車の中は無言で



何も知らないスホさんの弾丸トークが炸裂する





ただ一つ、耳に入ったスホさんの話






"次の仕事も、チャニョルならこなせれる"






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CY「……先、整頓するか？」




「…ううん。話、聞かせて」




このままだとどうにかなってしまいそうで



貴方の口からちゃんと聞きたいの






CY「実は、さ、この仕事

Aと知り合う前から聞かされてて。

だけど映画の撮影が入ったから

ウギョルに出るのは後回しになった。


まさかAとこんな関係になれるとか

考えてなかったし、知りもしなかった俺は


ウギョルのオファーを引き受けた。


……そしたら、その相手が……」







ためらうチャニョル







だけど、私には嫌でも伝わってくる



次の言葉








CY「昔、付き合ってた女だった」







「…うん」






CY「……でも、もう過去の事だし。


それに今回はただの仕事


同棲期間もAよりは短い。


……自分の名前、広めたいから。


色んな人に、認められるように

出させて欲しい。ウギョルに。」





彼なりの決断




彼なりの告白が






私をどん底に突き落とす








わかってる。彼はそういう職柄なんだから







それに、私と共演するまでに



どれだけたくさんのキスシーンや



ベッドシーンを受けてきたか





わかってる。







いや、わかってるつもりだったのかもしれない









だって、こんなに辛い気持ちになるなんて





思ってもいなかったから








せっかく引っ越して来た場所には




私一人になる






貴方と一緒には、過ごせない









そんなの嫌だ









チャニョル、私といて？









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「撮影、頑張って。応援するから」








やっぱり私は





何も変わってない

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