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石也side:
「っ何で!?何で行っちゃダメなの!?」
「…A、今お前が外に出るのは危険なんだ」
誤算があった。
元々俺は、Aに個性は【石化】と言っていたのだが、今回目があっても誰も石化しなかった為に今こうして質問責めにされている。
ああもう、眼鏡外した奴会ったらぶん殴ってやる。
「私の個性って何?石化じゃなかったの?」
「いや、石化だ。だけど珍しい個性で使ったことも無いからまだ効果が出ていないのかもしれない」
「……そんなこと言われても、」
適当に言い訳を並べるも、Aは中々引き下がらない。
今は家にたまたまあった茶色の眼鏡を掛けているが、もう今にもその眼鏡を外しそうである。
どうにかしないと……!!
「お兄ちゃん、私学校に行きたい。本当に石になっていないか自分の目で確かめたい」
「だから、Aが行ったら個性が……!!」
「そうなったら誰か戻せる個性の人を呼ぶ!!ヒーローでも警察でも何でも!!」
「私はッ……自分の問題から逃げたく無いの!!」
「…」
震えているが、しっかりと意思のある声にもうここまでかと天を仰ぐ。
Aは俺だけを見ていればいいのに…
どうしようもない独占欲がグルグルと俺の頭に回り無意識のうちにAに向かって腕を伸ばす。
そんな俺を見て、Aは警戒するように一歩後退した。
……ここまでか。
「分かった分かった。いいよ、行っても」
「…本当?」
「俺としても、Aの個性はちゃんと把握しておきたいしね」
「…よかった。もしお兄ちゃんが許してくれなかったら、私家出してたかも」
「怖いこと言うなよ」
ま、だとしても見つけるけど。
嬉しそうに家を出て行ったAを見送って、俺は引き出しから二枚のチケットを取り出した。
もう準備は出来てるし、付け入る隙があったらサクッと行くとするか。
______"アメリカ"に。
.
そのとき、雄英ではAの名前が挙がっていた。
「個性【魔眼】だって?おっかねー個性だな」
「…ああ、だがそれは眼鏡を掛けていれば問題はない。それよりこっちだ」
「…【復元】の個性?」
「治癒とはまた違った個性だ。物や人、何でも元の状態に戻せる。もちろん怪我もだ」
「ちょー便利じゃねぇか!!すげぇなコイツ!!」
「眼復A……推薦は確定だろうな」
.
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Runa - 椿さん» 分かりますその気持ち(真顔)。そんな最高なラストになるよう、頑張りたいと思います!! (2018年12月3日 1時) (
レス) id: 938638b464 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - あさん» PCの不具合で返信が遅くなりすみませんでした!!こんな短文で感動したのは初めてです。ありがとうございます。 (2018年12月3日 1時) (レス) id: 938638b464 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 好きです(唐突)かっちゃんとくっついてほしいけどお兄ちゃんともくっついてほしい...... (2018年11月19日 12時) (レス) id: 269029bd01 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもろ (2018年11月18日 17時) (レス) id: ade81fe771 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - ちぃとんさん» ありがとうございます!!正直かっちゃんの扱いに悩んでおりまして･･･ご期待に添えられるよう、頑張ります!! (2018年11月13日 19時) (レス) id: 3e6d8cfb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Runa | 作成日時：2018年11月10日 19時
