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「んっ……」
急に眩しい光が入ってきて、私は目を覚ました。
違和感を感じて体を見ると、手には手錠が嵌められていて足にも鎖が付いている。
……どーゆー状況???
「やっと起きたか」
「睡眠薬の効き目は凄いなぁ!!」
「…あの、説明お願いします」
目の前に立った、二人の男。
一人は耳にピアスをした金髪の奴で、もう一人は髪ボサボサでホームレスみたいな奴。
「ん?ああ、俺らが公園にお前を呼び出してまあ……誘拐した」
「…何でですか?」
「お前らが憎いからだ」
誘拐とかロリコンなんですか、という声を抑えて聞くとそう返ってきた。
お前ら?
じゃあ私の他にも誰かが??
「お前の兄貴には電話しといたぜ。騒がしくしない辺り、お前結構賢い奴だな」
「はぁ」
適当に相槌を打っておくが、私の心にはあまり恐怖心がない。
それは恐らく、私がそんなものよりずっと怖い奴を知っているからだろう。
うん、まあ色んな意味で。
「まー逃げ出すなんてことしたら……」
金髪男はそう言って、飛び回っていたハエをナイフで壁に突き刺した。
「こうなるからな?」
この言葉には少し、背中に悪寒が走った。
あんなに小さいハエを正確に突き刺すなんて、中々抉いことをしてきやがる。
「じゃー眼復Aちゃん。明日までちゃんと生きとけよ」
「お前には大事な役目を果たしてもらうからな」
「…ちなみにお風呂は」
「駄目に決まってんだろバカかよ」
...
相澤side:
「あれ、この眼復さんって推薦蹴った人じゃありませんでしたか?」
「…そうだな」
ニュースでやっている、女子中学生が攫われたという事件。
そこには眼復Aの名前が載っており、教員一同何とも言えない空気になる。
もうそろそろ俺たちも派遣される頃か。
「相澤くん……ちょっと気になることがあったんだけど」
「何だ」
「ほら、この子……」
ミッドナイトが指差した写真を見てみると、何年前のものか、そこには眼復とその兄と思われる人物が。
隣にはあの失踪中のプロヒーローがいるが、兄の方はガリガリに痩せていて所々傷がある。
「もしかしたら、虐待されてたんじゃないかしら」
「…そうかもしれないな」
まだ幼い眼復の隣で、どこか哀愁を帯びているその顔は何故か俺の頭に強く残っていた。
眼復石也、か。
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Runa - 椿さん» 分かりますその気持ち(真顔)。そんな最高なラストになるよう、頑張りたいと思います!! (2018年12月3日 1時) (
レス) id: 938638b464 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - あさん» PCの不具合で返信が遅くなりすみませんでした!!こんな短文で感動したのは初めてです。ありがとうございます。 (2018年12月3日 1時) (レス) id: 938638b464 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 好きです(唐突)かっちゃんとくっついてほしいけどお兄ちゃんともくっついてほしい...... (2018年11月19日 12時) (レス) id: 269029bd01 (このIDを非表示/違反報告)
あ - おもろ (2018年11月18日 17時) (レス) id: ade81fe771 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - ちぃとんさん» ありがとうございます!!正直かっちゃんの扱いに悩んでおりまして･･･ご期待に添えられるよう、頑張ります!! (2018年11月13日 19時) (レス) id: 3e6d8cfb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Runa | 作成日時：2018年11月10日 19時
