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13話 ページ13

ショーターside

俺はバイクを走らせていた。

Aを見失ってすでに十分近く経っただろうか。もしも誰かに連れて行かれたのだとしたら既に車などに乗せられていてもおかしくない。もしそうなったら完全にアウトだ。

先程のダチにも連絡を取り、無理言って捜索に協力してもらった。あいつは容姿を見ているから、見つけたらすぐ連絡をくれる手筈にしてもらっている。そいつ経由で近くにいる数人にも協力してもらえる事になった。

 無事で居てくれA…。

「すんません!髪の毛がライトブロンドで、こんくらの子見ませんでした?」

俺は行く先々で情報を手に入れようとしたが、何一つ情報が手に入らない。あぁ…本当に車に乗せられたんじゃねえだろうな。情報がないことで濃厚になってきた線に俺は舌打ちした。

「ああ……もしかしたら」

「知ってんのか!? そいつはどっちへ行った?!」

「僕はさっきあそこの角を曲がってきたんだけれど、そこを曲がったあと、右に曲がって行ったよ」

「恩に着るぜ!!」

ようやく手に入れた情報を頼りに、教えてもらった角を曲がって、更に右へ曲がった。そこからはまた手探りだ。これで本当にあいつにたどり着けるのか。さっきの情報が正しいのかも分からない中で、俺の不安はどんどん大きくなっていく。

近くの人に話を聞こうと声をかけようとした時、携帯の着信音が鳴った。

「見つかったか?!」

『見つかった、今スーツ姿の男4人くらいに囲まれて歩いてる』

「どこだ?!」

俺は場所を聞き、バイクを飛ばした。

スーツの男って、もしかしてあいつと会った日に追いかけてきていた奴らか?そうだったとしたらなんて執念深い奴らだ。あの日から今の今まで探してたってことかよ。

あいつらはAとどういう関係なんだ?ただの変態野郎ってわけじゃないよな。万が一変態野郎だとしたらあいつの身が危険だ。尚更早く見つけ出さないと。

電話で場所をやり取りしてようやくあいつを見つけた。スーツの男達が四方に取り囲んで逃げ出せないようにしているようだ。俺はバイクが止まるまで待ちきれず、そのまま道路の隅に乗り捨てるようにバイクを降りた。

「A!!」

名前を呼ぶとすぐに振り向いた。嬉しさと悲しさ半々のような複雑な表情をしているのが見て取れる。俺がAのところに駆け寄ろうとすると、彼を囲っている中の一人が俺の前へ出たのだった。

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ash - はじめまして、以前よりセキトさんの作品を楽しく見させて頂いている者何ですが、まさか作品が見られないような状態なっていたのでとても心配しております。もう、セキトさんの作品を見ることは出来ないのでしょうか?他の場所での活動をしているんですか? (2019年5月14日 7時) (レス) id: 85f7c1b244 (このIDを非表示/違反報告)
セキト(プロフ) - 紗衣さん» お久しぶりです。いつも素敵たコメントをくださって本当にありがとうございます!とても励みになっておりました。またお目にかかることができましたらまたよろしくお願いします! (2019年2月27日 17時) (レス) id: 6cf70c12a7 (このIDを非表示/違反報告)
セキト(プロフ) - みんてぃあさん» はじめまして、お返事が遅くなりすみません。突然のことで驚かせてしまって申し訳ありませんでした。またどこかでお目にかかることがありましたらまたよろしくお願いします!好きと言っていただけて、とても嬉しいです! (2019年2月27日 17時) (レス) id: 6cf70c12a7 (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - セキトさんのお話が大好きでいつも読ませていただいていました!またこうしてセキトさんの話を読むことができて嬉しいです。またセキトさんの作品が読めることを楽しみにしています! (2019年2月26日 20時) (レス) id: 72ad67f590 (このIDを非表示/違反報告)
みんてぃあ - セキトさんの作品大好きです!いろいろあったみたいで、作品楽しみに読んでいたのですがあまりに突然だったので、こうしてコメントさせてもらいました!また、セキトさんの作品が何かしらの形でまた読めたらなと思っています!待ってます! (2019年2月19日 23時) (レス) id: f96d082395 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セキト | 作成日時:2018年9月10日 14時

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