Seat substitute11 ページ12
零に聞いてみるも反応がなかった。
重い沈黙で、自分が疲れていたことに気付きゆっくりと目蓋を閉じた。
「……おやすみ」
零がそんな呟きをしていたことを知らないまま眠りについた。
「……ん?」
次に目を開けた時…
「え?朝の5時!?」
急いで、今日の荷物とシャワーを浴びて家を出た。
「ふぅ…何とか間に合うね」
ふと、ずっとスマホを見ていないことに気づいて見てみると……
春と千世から、LINEが来ていた。
『A大丈夫?明日のバスの座席私と千世と朱里とAで固まって座ろうね!!』
あ……バスの座席ね…
「Aちゃん、今日行ける?バスの座席は私の隣だから、お喋りしようね♪」
お喋り…何を話すのかな?
いや、バス酔いするから、寝てよう
集合場所に着くと
「おっ、A元気になったのか?」
私にしか聞こえない声…
零だった。
周りにはクラスメイト達、声を出さなくても心で伝わるから便利だ
「だろ?お前の友達、来てるぜ?」
なんで、私の友達を知ってるんだ?
「お前の話をしてたからな…心配してたぞ?」
どうだか……
「姫路さん!!もう、身体は大丈夫?」
先生が声をかけてきた。
大丈夫だから、来たんだろ…なんて、思っても言わない
「大丈夫です。」
バスの中に入ると春と千世…朱里が座っていた。
「あっ!Aちゃん!」
春の隣は朱里…梨夏じゃなくて良かったと安心した。
「おはよう」
さて、一泊研修……どうなるかな?
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霧原萌絵 - 最後に感動した(T_T) (2014年3月21日 23時) (レス) id: 51a7de1e8e (このIDを非表示/違反報告)
小夏 - 私も、そんなことありました。 (2014年2月8日 11時) (レス) id: 981fd23b3e (このIDを非表示/違反報告)
清羅(´・ω・`)(プロフ) - いーなー...幽霊の友達欲しい... (2014年2月8日 10時) (レス) id: 536a53e751 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いいですね。大賛成です。 (2014年2月4日 22時) (レス) id: a3f359aec3 (このIDを非表示/違反報告)
rinarina(プロフ) - すごく共感することばっかりで、楽しみにしています!がんばってください♪( ´▽`) (2014年1月26日 9時) (レス) id: a5cf067aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月25日 0時