Seat substitute10 ページ11
火曜日…
朝から、気分が優れない
明日から、一泊研修で早退するなら早い方がいいかも…なんてね
ただ、孤独に耐えられないだけなのかも
「今日は、図書室行けないかも」
四時間目が終わり、席を立った。
「A!!お昼一緒に食べない?」
遠くの席から、春と千世…梨夏が固まって食べていた。
梨夏は怪訝そうに私を見ている。
邪魔…そう伝わってくる
「いい」
短い返事をして教室から出た。
なんで、今更私を誘うのか?
可哀想って思ったから?同情なんていらない
行き場のない怒りをしずめて保健室に向かった。
体温と心拍数を測られて即早退…
先生は心配したフリをする。
家につくとベットに寝っ転がった。
こんな何も感じない…喪失感でいっぱいの心をどうすれば満たすことが出来るのか…
「ハァー…明日が憂鬱だな……」
ゴロリと寝返りをすると
「いいな…一泊研修行けて」
零がいていた。
あれ?ここは図書室じゃないんだけど?
「俺は、お前に着いてきたんだよ!!
色々と心配だからな」
まさか、気にしてたのかな?
よく、事故に遭いそうになるってことを…
車に跳ねられても無傷だったから大丈夫だったのに
「そう言う問題じゃないんだ!!お前は、精神が安定してないから危なかっしいんだよ!!」
心配されてるのかな?
「当たり前だろ?俺達は友達なんだからな」
また、屈託のない笑顔
きっと、嘘偽りがないんだろうな
「なんだ?いきなり、不思議な顔をして…」
聞いたことがなかった…いや、あえて触れてなかったんだ
「なんで、零は幽霊になったの?」
この、質問をしたかったんだ
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霧原萌絵 - 最後に感動した(T_T) (2014年3月21日 23時) (レス) id: 51a7de1e8e (このIDを非表示/違反報告)
小夏 - 私も、そんなことありました。 (2014年2月8日 11時) (レス) id: 981fd23b3e (このIDを非表示/違反報告)
清羅(´・ω・`)(プロフ) - いーなー...幽霊の友達欲しい... (2014年2月8日 10時) (レス) id: 536a53e751 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いいですね。大賛成です。 (2014年2月4日 22時) (レス) id: a3f359aec3 (このIDを非表示/違反報告)
rinarina(プロフ) - すごく共感することばっかりで、楽しみにしています!がんばってください♪( ´▽`) (2014年1月26日 9時) (レス) id: a5cf067aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月25日 0時