検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:80,857 hit

Seat substitute10 ページ11

火曜日…


朝から、気分が優れない


明日から、一泊研修で早退するなら早い方がいいかも…なんてね




ただ、孤独に耐えられないだけなのかも



「今日は、図書室行けないかも」


四時間目が終わり、席を立った。


「A!!お昼一緒に食べない?」

遠くの席から、春と千世…梨夏が固まって食べていた。


梨夏は怪訝そうに私を見ている。


邪魔…そう伝わってくる



「いい」


短い返事をして教室から出た。



なんで、今更私を誘うのか?



可哀想って思ったから?同情なんていらない


行き場のない怒りをしずめて保健室に向かった。


体温と心拍数を測られて即早退…



先生は心配したフリをする。




家につくとベットに寝っ転がった。



こんな何も感じない…喪失感でいっぱいの心をどうすれば満たすことが出来るのか…



「ハァー…明日が憂鬱だな……」





ゴロリと寝返りをすると





「いいな…一泊研修行けて」


零がいていた。



あれ?ここは図書室じゃないんだけど?



「俺は、お前に着いてきたんだよ!!



色々と心配だからな」


まさか、気にしてたのかな?


よく、事故に遭いそうになるってことを…




車に跳ねられても無傷だったから大丈夫だったのに




「そう言う問題じゃないんだ!!お前は、精神が安定してないから危なかっしいんだよ!!」



心配されてるのかな?




「当たり前だろ?俺達は友達なんだからな」



また、屈託のない笑顔



きっと、嘘偽りがないんだろうな





「なんだ?いきなり、不思議な顔をして…」



聞いたことがなかった…いや、あえて触れてなかったんだ





「なんで、零は幽霊になったの?」



この、質問をしたかったんだ

Seat substitute11→←Seat substitute9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ホラー , 琉凜   
作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

霧原萌絵 - 最後に感動した(T_T) (2014年3月21日 23時) (レス) id: 51a7de1e8e (このIDを非表示/違反報告)
小夏 - 私も、そんなことありました。 (2014年2月8日 11時) (レス) id: 981fd23b3e (このIDを非表示/違反報告)
清羅(´・ω・`)(プロフ) - いーなー...幽霊の友達欲しい... (2014年2月8日 10時) (レス) id: 536a53e751 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いいですね。大賛成です。 (2014年2月4日 22時) (レス) id: a3f359aec3 (このIDを非表示/違反報告)
rinarina(プロフ) - すごく共感することばっかりで、楽しみにしています!がんばってください♪( ´▽`) (2014年1月26日 9時) (レス) id: a5cf067aa2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。