世界で一番おにぎりが好き！ (ページ41)

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危険ページ41

あぁ、どうしてこんなことになってしまったんだろう…

「おねーさん、僕らと楽しいことしなーい？」
「韓国語わかる？」
「ぎゃははは！」

セフンさん…じゃない、セフン君に謝ることができ、あとは他のEXOの皆さんに謝ることができれば…と思いつつ数日。
未だ次の授業の目途が立っていない。けど、私はいつも通り学校へ行ってお勉強して、友人のハンナちゃんときゃっきゃして、おばさんの待つ家に帰宅して―
それなのに…まさかこんな、外国の地で怖いおにーさんに絡まれる日がくるとは誰が思っただろうか！

(誰か助けてください…！)

事の始まりは数十分前

『ただいま帰りましたー』
『あら、おかえりなさいユウちゃん。』

　学校から帰ってくれば、おばさんが笑顔で迎えてくれる。
ほんと、韓国におばさん達がいてくれて良かったと思う。「おかえり」って言ってくれる人がいるって安心だよね。

『あれ？おばさんこの荷物は？』
『これ？これからクリーニング屋さんにね。出すのすっかり忘れちゃってて…』

　おばさんはいたずらがバレた子供のように苦笑いする。

『これからですか？』

あれ？でもおばさん…いつもこれくらいの時間に夕飯の準備始めてるよね？

『あの、良かったら私が代わりに行きましょうか？』
『え？悪いわAちゃん。忘れちゃってた私が悪いし…』
『大丈夫です！居候の身ですから、遠慮しないでおばさん！』
『でも…』
『今日おじさん早く帰ってくるんでしょう？早く美味しい料理作ってあげなきゃ。それに、私街歩いてみたかったですし。』
『そう…？じゃぁ頼もうかしら…。』
『任せてください！』

おばさんから荷物と簡単な地図を受け取り、くれぐれも裏路地には行かないようにと注意されて私は家を出発した。大通りに面したクリーニング店は少し距離はあるけれど地図通りに進めばちゃんと到着できた。店員さんに洗濯物を預け、しっかりと任務を遂行させたことに私は達成感を感じていた。

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