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会社に着き、チエちゃんから貰った社員証を見せるとすんなり社内に入れた。それにしても…芸能事務所とはいえ敷地の外はすごい人だったな平日なのに。あの人だかりはみんなこの会社の所属アーティストのファンのみなさんなんだろうか…。なんか日本より凄まじいんじゃ…よくわからないけど。
それにしても、会社に入る時のファンの方の視線が痛かった。バイトとはいえ、正社員でもない私がこうして中に入れるのはファンにとっては凄く羨ましいことなんだろうなー…
そんなことをもやもや考えていると、EXOと授業するための特別ルーム―教室に着いた。ついこの間、私はここで彼らと出会ったんだ。今更だけど大丈夫かな…と不安になっていると「A…さん？」と声をかけられた。
「あ、おはようございます。」
「おはようございます。」
振り向いてみると、立っていたのは色白な爽やかお兄さん。確か…
「この間はろくに挨拶もできず失礼しました。改めまして、僕はEXOのリーダーのスホです。」
そう。スホさん！
「ご丁寧にありがとうございます。よろしくお願いします。」
とっても礼儀正しいお兄さんだなぁ。この人は確か私の一つ上の年だったはず。それにしても、その美白の秘訣はなんなのでしょうか！
二人してぺこぺことお辞儀をしていると、「なにしてんの？」とまた別の声。
「あ。チャニョルさん。ベッキョンさんとチェンさんも…おはようございます。」
「おっはよーAちゃん！」
「この間ぶりー！」
「お、おはよう！」
顔をあげればベッキョンさんとチェンさんが笑顔であいさつしてくれてる。チャニョルさんはちょっと緊張してるみたい…やっぱ初授業だからかな？
「それにしてもスホヒョンは堅いなぁ。Aちゃん俺たち92ラインとタメですよ？」
「いや、だからって…俺達は今日からAさんにいろいろ教わる身だから…てかAちゃんって…」
あ、それ私も気になってた。
「同い年なのにユウさんって堅いじゃん？Aちゃんって呼ぶわ。」
決定事項ですかチェンさん！？まぁいいんだけどね。同い年だし…
「ちょっと、入口で何してんの？」
「邪魔だよー。」
「わぁごめんなさい！」
「入ろうか。」
他のEXOのみなさんもぞろぞろと集まって来たので私たちは教室に入ることにした。それにしても…
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作者名：ときみず | 作成日時：2015年1月5日 15時
