風に乗って運ばれるは、花の香り

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パイモン「手伝ってもらおうぜ！！人では多い方が、人探しは良いって言うじゃないか！！」

空「……お願いします」
すっごい渋々だなぁ……まぁ、知らない奴が急に一緒に旅しようって言ったみたいな物だからな。

「まぁ、なにか情報を思い出したら、伝える様にするよ
これからよろしく」

空「癒姫、よろしくお願いします」
「おれからも、よろしくお願いします」

そう空に抱きついた

「あぁぁあ！！やっぱり、はっずい！！」
パイモン「なんで急に抱きついたんだ？」

「ウェン…‥精霊くんからさぁ〜これが人流のお願いしますって教えられてなぁ〜」
空「口調がコロコロ変わるね」

「まぁ、これからはコロコロ変わらない様にするさ、この喋り方ってどうだ？」
パイモン「いいんじゃないか？」

空「癒姫の容姿とのギャップが凄い」
「かっこいいって事か？！」

そう聞くとこくんと頷かれた
「初めて、かっこいいって言われたぞ！！お前いい奴だなぁ！！これから、空って呼ぶな！！」

パイモン「ポジティブなやつだぞ……」
癒姫のその表情は凄くにこやかだった

空「そういえば、癒姫はどこ出身なんだ？」
「わかんないなぁ……気づいたらモンドにいて、ウェンティ達に育てられたから……」

パイモン「育てられたぁ？！癒姫って、意外と凄い奴なのか？」
「いや、普通だろ？」

そう首を傾げると、普通ではないっと一番普通ではない空に言われた

「まぁ、普通か普通じゃないかは、どうでもいいんだよなぁ〜」

パイモン「そういや、お前からすっごい甘い匂いするんだが、何か持ってるのか？」
「あ、これ体臭。おれ、普通の人みたいに生きてるけど、突然変異したトリックフラワーなんだ。」

空「なんだか、予想はついてた。潜ってたし」

「あ、やば。逃げるのに必死だった……」
そう言うと、パイモンと空は少し笑った

パイモン「なんだか、今のお前の方が初対面のお前よりも、楽しそうだ！」

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