初恋とセカンドキス【名前変換オリジナル】 (ページ8)

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⑧貴方side ページ8

彼が私の読んでいる本を気になるって言ってくれて、なんだかそれが嬉しくて思わず語ってしまった。

別にこの人に紹介したかったとかそんなわけじゃない
ただこの本を広めたかったし…

まぁ、嬉しかったのは本当。

瑞希「俺と友達になってよ、瀬田さん♡」

「丁重にお断りします。」

瑞希「ねぇ、少しは考えようよ笑」

いくらなんでも友達にはなれない。
この人は住む世界が違う人…

いっつも誰かといて、毎日違う女の子といるし
周りの友達だってイケイケで陽キャな人ばかり

どうせ…珍味だとか思っているに違いない！！！

「私と貴方じゃ正反対すぎます」

瑞希「いいじゃん、正反対でも！」

「お断りします」

瑞希「えー、いいじゃん！その本の話もっと聞きたいな〜」

………

「本当ですか…？」

瑞希「うんうん♡」

…どうしたものか、変な人に付かれてしまったようだ。

彼は私の横に腰を下ろした。
クラスメイトが見たら悲鳴をあげるだろう。
私とこの人が一緒にいるところなんて

瑞希「あ、俺の事は瑞希くん♡って呼んでいいからね」

「呼びませんけど」

瑞希「えー、俺は澄香ちゃんって呼びたいな〜」

「お断りします」

本当に変な人、でもなんだか…

思っていたよりも怖くはないんだなぁ