初恋とセカンドキス【名前変換オリジナル】 (ページ6)

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⑥貴方side ページ6

ある日の放課後
私はいつも通りに屋上で本を読んでいた。

天野瑞希
あの人はたまにここに来る。

でもこの前は…私の事説教するみたいで腹が立って
私らしくないけど、怒って出ていってしまった。

…わかってる

ここの学校を見くびっているのも、ただ受験が失敗して、いきたくもない所にいることも

雰囲気だけでみんなは気づいてるんだ。

だからいじられてるんだってこと

私は被害者ヅラ出来ないってこと

本当は全部分かってる。

でも、あんな上辺だけで中身の無いようなやつに言われた事に腹が立ってしまったんだ。

瑞希「瀬田さんっ！」

「うわぁぁっ！！！！」

え？

瑞希「そんな驚く？笑」

「だ…って」

この前あんな風に怒ったのに、変わらない様な顔で来るなんて思わなくて

瑞希「今日もここにいたんだ、瀬田さんって生徒会だよね？会議とかないの？」

「…生徒会会議は週一で、それ以外はここで本を…」

ってわざわざ教える必要無かったんじゃ…

瑞希「へぇ〜」

へぇ〜…じゃないわ！
ほんっとに何考えてるんだろう、この人は…

瑞希「ね、その本面白い？」

「…は？」