初恋とセカンドキス【名前変換オリジナル】 (ページ41)

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㊶彼side ページ41

可愛い…と思った。

澄香「誰かと一緒に見るのって楽しいですね！」

笑顔を見せてくれたのは、レアすぎ
さらに俺といて楽しいって思ってくれるなんて…

最初は思わなかった。

「…うん、そうだね」

そのくらいの素っ気ない返事しか出来なかった。

女「見てあれ、彼氏かっこいいのに彼女釣り合って無さすぎww」

向かいの席の女子3人組がこっちを見てコソコソ話している。
聞こえていないとでも思っているのか…？

「気にしなくていいよ、瀬田さん」

気にしないはず…ないよな
この人はただでさえ自分に自信が無いのに

澄香「いや、その通りですよ。」

そう言う君の顔は少し悲しそうだった。

こんな風に言われるのは初めてだった。
今までは俺に似た派手で目立つ女としかつるんでなかったし

…なんか、胸糞悪いな

澄香「私、帰ります」

…え？

「え、もう時間？」

澄香「…ええ」

絶対気にしてるよな…

「送ってくよ、家近いし…」

澄香「大丈夫です。今日はありがとうございました。…とっても楽しかったです。」

「…」

俺は、君とお似合いのカップルになる為に付き合ったわけじゃない。
俺を引き立たせる為に付き合ってるわけじゃない。

なんだよ、付き合うってやっぱり面倒くさい