初恋とセカンドキス【名前変換オリジナル】 (ページ13)

今日:13 hit、昨日:193 hit、合計:67,760 hit

⑬彼side ページ13

「じゃあ、帰ろ～俺傘持つからさ！」

澄香「…分かりました」

少し不満そうな顔をした君を横に、俺は彼女の傘を開いた。

薄ピンクの可愛らしい傘はいつもの瀬田さんのイメージとは違ったが、こういうのが好きなのかと思うと可愛らしく感じた。

「瀬田さんって家どこ？」

澄香「花咲町の公園の近くです。」

「あ、まじ？俺もそっちの方だからラッキー♡」

瀬田さんに最近突っかかっているのは、この人が俺の出会った中で1番俺に興味が無いから

俺は誰かに必要とされる事にいつも必死みたいだ。

澄香「あの…こっちに傾けすぎると濡れますよ？」

彼女は傘の柄をグイッとこちら側へ押した。

「いいって、女の子に風邪ひかせたら大変じゃん」

澄香「別に…私なんて平気ですよ」

この人は自分に自信がないみたいだ。
もっと自信もっていいのに

「そんな事ねぇよ、瀬田さん」

澄香「そうでしょうか」

「うんうん、俺の方がよっぽど嫌われそうだしさw」

澄香「それは否めませんね、いつか刺されますよ？」

「こっわ〜wwそしたら瀬田さんが守ってよ」

澄香「遠慮しておきます」

「え〜」

他の女の子とは…全く違う。

扱い方が分からない。

いつもの調子が出ない

全然分からない

気になる

知りたい