バイト ページ38
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『え？なんで？』
わかりやすいくらいぽかんとした顔をするA
少しおかしくて吹き出しそうになる
川｢オススメなんですか？？｣
『あっと、このラテ期間限定です、』
川｢じゃあそれで｣
初めて来たAのバイト先、
普段を知っているからこそバイトをしている姿はとても新鮮で
『用事があったんですか？』
川｢そうそう、たまたま近く通ったから
てか今日バイト何時終わり？｣
『あと1時間くらいかなー、何でですか？』
川｢今日車だから、待ってるよ｣
『ほんとですか！やった〜』
いつもみたいな砕けた笑顔を見せる
正直来て迷惑じゃないか不安だったし
『ラテでーす！お待たせしましたー』
川｢ありがとう、笑って｣
笑ってピースをしたAを写真に収める
エプロンをして微笑む彼女はいつもと違うかわいさがあって、
川｢じゃあ、座って待ってんな｣
『マッハで終わらせて行きます！』
川｢ゆっくりでいいよ、あとでな｣
胸の前で力強く拳を握りしめて言うA
手を振り席につき作業をしようと思い音楽を聞こうとすると少し遠くから聞こえるAの｢こんにちはー！｣という声、
元気だなぁ、とほっこりした
ーーーーーー
『お待たせしました、川上さん』
川｢おー、お疲れ｣
『作業の区切りいい所ですか？』
川｢んー、そうやね、行こうか｣
『はーい！』
店を出る時にAがカウンター内の職場の方々に『お疲れさまです』というのと一緒に後ろから会釈した時少しだけ、変な優越感
ほかのメンバーはなかなかこんな体験しないんだろうな
『んー！疲れたー！』
川｢お疲れ、なんか飲む？｣
『さっき上がるときにコーヒー飲んできました！
7時、いい時間ですね、帰り際にどっかで夕ご飯食べますか？』
川｢ええね、食べよっか｣
『はーい！』
Aのバイト先からAの自宅までは車で1時間くらい、少し疲れてるAを見ると迎え来てよかったなと思う
『臭くないですか？』
川｢いきなりどしたん、臭くないよ｣
『バイト後かみがすごいこーひーのにおいするので』
川｢そうか？気にならんけどな｣
『ほんとですかー？ほら匂い嗅いでみてくださいいい匂いですよ！』
あ、確かにコーヒーのいい匂い
と思った直後普段のAの匂いをコーヒーの香りの奥に見つけて
そしてさりげなく近いこの距離感に
少しだけ心が揺れた
ーーーーーー
続きますー
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和(プロフ) - ｢経緯｣の所で、経済学部修士課程ではなく農学部修士課程では…？ (2020年4月19日 14時) (
レス) id: 1e744dab47 (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - 虹希さん» ありがとうございます！！ (2020年1月6日 8時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - こんばんは。コメント失礼します。素敵な作品ですね。専門学校の生活も大変かとは思いますが、応援しています！ (2020年1月5日 23時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
餅兎(プロフ) - こんにちは！！！とっても素敵な小説をありがとうございます！！！ 個人的にsgiさんに報われてほしすぎて辛いのでsgiさんに1票入れさせて頂きます… (2019年11月29日 0時) (レス) id: 10f5dc34bc (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - とても面白かったです！僕的には川上さんで落ち作って欲しいです！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 66850163cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな。 | 作成日時：2019年7月28日 1時
