君の世界の端の秘密３【名前変換オリジナル】

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健人side




季節は冬、2月

この季節になると、町はピンクや茶色に染められる。
年頃の男子になるとどうしても気にしてしまう事…









谷津「なぁ…お前らぶっちゃけ誰狙い？」








体育終わりの男子更衣室で、クラスのお調子者の谷津がニヤニヤと恋愛話を切り出した。





健人「谷津〜、お前急に何言い出すんだよ」






谷津「いや、バレンタイン前に気になるところじゃん？
誰から貰いたいのかなー？って」




男子「そういう谷津は誰なんだよ〜！」



谷津「え？それ聞いちゃう？」









谷津が気になる女子か…べらべら喋ってそうに見えて、谷津が自分の恋愛話をしているのを聞いたことは無い。









谷津「そうだな〜、うちのクラスはなかなかの上物揃いだからな〜！！」



男子「それなー！」





谷津「やっぱり人気な七橋さんとか〜？」

男子「七橋さんいいよな〜！」






そうか、クラス人気は七橋さんなのか
まぁ…分からないことも無い。









谷津「それか、案外上城さんとかいいんじゃ…」

恭「美海ちゃん、付き合ってる人いるよ♡？」









は、早っっっっ…！！！！！！

てか笑ってるのに顔怖っ…！！！！







男子「え！？まじー？！優しいし大人っぽいから俺の推しだったのに〜」


恭「うん…？♡付き合ってる人、いるから手を出しちゃダメなんだよ？…♡」






御子柴は案外嫉妬深いのかぁ？
ていうか俺…割と美海の事、諦めきれてるんだ。








谷津「じゃ〜ダークホース六条とか？」


「だ、ダークホース？」




谷津「影で人気あるらしいぞ？」








な、なんだ…あいつもいつも俺の近くにいるのに…


いつかどこか、誰かのものに…？









恭「あれれ〜？健人何その顔〜♡」



「う、うるせぇ！！！！///」

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