君の世界の端の秘密３【名前変換オリジナル】

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恭side







―― 時は遡り、蘭奈にホテルに連れていかれた時のこと。









――――――――ガチャ





蘭奈「わぁ〜、初めて来たけどこうなってるんだ♡」


「…」




蘭奈「うわw扉とか透明だし壁とかほんとに派手なんだねw」







俺の体か、彼女のこれから


天秤にかけたらそんなの明らかだった。









蘭奈「ねぇ、こういうのって先にシャワー浴びるもんなの？それともそのままの方が興奮する？♡」








この人は美海ちゃんを心の底から追い詰めた。
彼女が他の子と距離を置くのは、この人が彼女に植え付けたトラウマのせいなんだ。









「シャワー浴びておいでよ、せっかくのホテルなんだから楽しんだらいいじゃん♡」


蘭奈「じゃあ、そうする♡」






「うん」







彼女は俺の体をベタベタ触れてくる。




今まで誰に触られても平気だったはずなのに、今はただとてつもなく不愉快で…


この中途半端な温もりがすごく気持ち悪い









蘭奈「行ってくるね〜」




――――ガチャ








1人になった瞬間に頭の中に思い浮かんだのは

このまま逃げ出してしまおうか、美海ちゃんを連れてどこか遠くまで逃げようか…


そんなことだった。

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