編集長が恋に落ちた場合【セカロマ】 (ページ7)

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第7話ページ7

美咲side

あ「上條の授業とるのやめとけばよかったよぉー」

美「過去に戻りたい・・・」

あ「それ！でもレポートめんどくさいだけで授業内容はおもしろいんだけどねぇ」

美「そっ、そうだね」

俺まったく授業おもしろいと思えないんだけど…

あ「美咲、そういえばさザ☆漢のサイン会–––––「A！！」

Aの言葉を遮るように叫び声が聞こえた

あ「っ！？」

美「A？」

校門の手前まで来たときだった

Aは目を見開き口を開けて固まった

あ「な、なんで・・・」

Aの目線の先にはメガネをかけた長身のイケメンが立っていた

？「さっさと行くぞA！！あれをどうにかしろ！」

あ「ヤダヤダヤダっ！あんなゴミみたいなの捨ててよ！絶対やんないから！」

？「バカ言うな！ほら、車乗れ！」

そういうと男の人はAを両手で抱えあげた

いわゆる『お姫様だっこ』というやつだ

あ「おろせばか！！！ねぇ、高野さんっ！」

男の人の名前は高野さん、というらしい

Aが彼の腕の中でジタバタと暴れるが、全く効いていないようだった

高「誰が下すか！お前やらないから悪いんだろ！」

あ「やだぁぁぁ！美咲ー！！助けてーーー！」

美「はいっ！？」

あ「おーろーしーてー！！」

高「大人しくついてこい！」

あ「いやあああああああ」

叫び声を残して、Aは車の中に放り込まれた

高「失礼します」

Aが高野さんと呼んだ人はさっきとは打って変わって笑顔になっていた

車が走り出したのを眺めて呆然としていたが、同時にある人物の声が聞こえた

？「美咲！」

美「ええ？！うさぎさん・・・」

秋「早く乗れ」

美「迎えに来るなって言ってんじゃん！」

秋「早く」

美「はあ・・・」

美咲は深くため息を吐いたのだった