【H×H】世界はいつも無感情 2 (ページ2)

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49.出席ページ2

※夢主は既に女性用スーツに着替えています。

会議室の窓から見えるスワルダニシティの景色はいつになく穏やかで爽やかな青が広がっている。

現在白黒の床に足をつけている人数は10人。

まだ到着してないパリストンを除いて、である。
要するに一人だけ会議に出席していないのだ。

そんな事は初めから分かっていたネテロは、
二人を連れて会議室の扉の前までやってくると先に二人が入れと身体で表現したのだった。

「行きましょう」

「手は離してくださいね」

「ふふふ、Aさんてば恥ずかしがり屋さんだなァ」

「そんなんじゃないですから」

笑うパリストンの後ろについてそのまま室内へ一歩踏み入れると案の定十二支ん達はAの存在に目を見開いた。

しかし、続いて入ってきたネテロにしっかりと頭を下げると
十二支ん一真面目でまともそうな丑、
ミザイストムが会長席を用意している。

その間にもAに向けられる視線は未だ離れない。

ネテロはミザイに礼を言うとAを前へと出し喋りはじめた。

「えー、気になっておる奴も多数おるじゃろ。こやつはワシの娘で副会長の秘書じゃ、まぁ仲良くしてやってくれ」

「会長の娘で副会長の秘書！？」

全員の声がはもった貴重な瞬間である。

しかし驚くのも無理はないだろう。

ネテロの娘というのもそうだがどう見てもネテロ派の人間が副会長の秘書になるのは異例なのだ。

十二支んはぺこりと頭を下げるAをじっと見つめていたのだった。

「ささ、Aさん座って座って」

「いや、あの副会長が座ってください」