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「_____っ」
首を俺が強く締めれば締めるほど、めいは必死に息を吸おうとする。口をぱくぱくとさせて、苦しそうに。
「ね、めい、苦しいね?してる強さのぶんだけ、俺はめいのことが大好きだからね。」
そういって首から手を離すと、めいは真っ赤な顔で息を必死に吸う。苦しかったはずなのにどこか恍惚として、嬉しそうに笑う。嬉しそうなのにどこか憂いも帯びて、
「龍斗くんが、首絞めてくれると安心する。.....おかしい?」
なんて言うから、
「おかしくないよ。大丈夫。」
って俺は答える。これももう、お決まりのやりとり。めいは苦しさや痛みから愛を見出す。そうしてそれで自分が許されたと感じるんだ。俺にもその気持ちが分かってしまうから、だからそれを止められない。歪んでるなんて、分かっているけれど。
「龍斗くん、ねえ、しよ?」
俺は君の首筋に噛み付いた。
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作者名:めい | 作成日時:2019年10月27日 23時