第１１３話「心」 ページ24
翌日向った先は稲妻病院
もちろん、豪炎寺の父親に話をするため
貴女「失礼します」
「なんだね、君は」
貴女「初めまして、豪炎寺君と同じチームメイトの風音Aといいます
実は今日は大事な話があってこさせていただきました」
「忙しいんだ、手短に話してくれ」
貴女「では手短に…貴方は豪炎寺君にサッカーの才能があると分っていて何故、医者にならせようとするのですか?
もし、サッカーで人なんか救えないから…なんて理由でしたら、そんなのは理由になりませんよ
医療についてはあまり存じ上げませんが、サッカーに関してなら絶対に言いきれます
サッカーだって、人を救う事があります」
「命を救えなければ意味がない」
貴女「失礼ですが、その発言は医者として恥じるべき発言だと思います」
「なんだと?」
貴女「人間というのは確かに命が無いと起動することは出来ません、しかしそれと同じ位大事なものがあるんです
それは心です
心臓という漢字にだって、心という文字が入ってますよね
感情を宿す心が無いと、人間は『生きている』とは言えません
世の中に絶望する人が何故自らの命を絶つのか…
それは希望が見えないから、感じれないから
サッカーはそんな気持ちを吹き飛ばす力があります
現に私自身がそうだったので、確証できます」
「屁理屈にしか聞こえんな」
貴女「では自ら命を絶った人の命を救った後の患者さんを、その後どんな人生を送っているのかわかりますか?
彼らはこの世界で生きていくのが辛くて、死を選んだのにも関わらず命を取り留められ…
そんな彼らにとっては今のこの瞬間でさえ、地獄の日々だと思います
命を救うというのは希望を与える事と同じだと、私は思いますし
その希望を与えられるのもサッカーだと思います
今やサッカーは大ブームと言っていいほどです。
世界大会が開かれた今、小さい子供達からみたサッカープレイヤーはまさに、憧れといった希望でしょう
将来このように自分もなりたい
そういう希望が彼らを死に誘う事を食い止めています」
「ふん、だから何だというのだ」
貴女「決勝戦、必ずスタジアムに見に来てください
彼の、豪炎寺君のプレーでいかに人が救われているのか
その目にしっかりと焼きつけてください」
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倉狩莉緒菜(プロフ) - わたあめ☆さん» コメありがとうございます!うわぁ！とてもうれしいです〜!!ありがとうございます!そう言って頂け、私のやる気がたまっていきます←主人公ちゃんも好きって言って貰えて嬉しいと思いますよ＾＾ (2017年5月14日 17時) (
レス) id: cee2073a15 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - こんにちは(ﾟ▽ﾟ)/倉狩さん。これ面白くて、大好きです！風音ちゃん好きだなぁ。 (2017年5月13日 19時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 哀歌さん» いえ、失礼なことをしてしまいすみませんでした( .. ) (2017年4月17日 17時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
哀歌 - 倉狩莉緒菜さん» 私もお二人とも楽しそうだったのにすみません。これからも頑張ってください！ (2017年4月11日 22時) (レス) id: 80640412c9 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 哀歌さん» コメありがとうございます!その件については大変失礼しました、これから控えさせていただきますのでどうか今後ともご気軽にコメントしてくださいますと、幸いです。不快な思いをさせてしまい大変失礼しました (2017年4月10日 11時) (レス) id: cee2073a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2017年2月12日 16時
