第３１話「海の男たち?」 ページ34
貴女「海で心と体を鍛えあげたチーム、か」
聞いた話によると、特に守備が固く
相手の攻撃を完全に封じてしまう未知の戦術がある、とのことだ。
その話をきいた綱海は見ればわかるほどに、ウキウキしている
綱海「へぇ、おもしれぇじゃねぇか!」
鬼道「攻撃を完全に封じる…」
目金「どんな戦術かわかりませんが、それを破らないと勝つことは難しいようですね」
未知の戦術ねぇ
そんな話を聞いて、居ても経ってもいられなくなった円堂は颯爽と食堂を飛び出していく
貴女「あのバカ……」
さっき練習禁止って言われたばかりでしょうに…
その上入口には久遠監督が直々に見張っている
どう考えても、簡単に抜け出して練習…とはいかないだろう
結局監督に見つかった円堂は渋々部屋に。
私はというと……
貴女「(よし、行こう…!)」
久遠監督に確認したいこともあり、入口へ向かう
貴女「…久遠監督」
久遠「なんだ」
話す前に深呼吸をし、意を決意して本題を言った
貴女「練習を禁じる…と、おっしゃいましたが、それは―…」
久遠「お前なら、なにも言わずとも理解しているだろう」
貴女「!!」
私の言葉にかぶせるように喋る監督
久遠「それとも、他にまだ何かあるのか」
貴女「…いえ、なんでもありません」
何だろうこの感じ…まるで久遠監督に、私の考えが筒抜けのよう
貴女「…あの!」
久遠「なんだ」
あの昔の記憶の男性は…お父さんの友人って……
声的にも、口調的にも、一番近いのは久遠監督だった。
そんなはずはないと、そう思いたい。けど、心のどこかでは疑ってしまう
この人が、"私がサッカーをするきっかけになった人"だと。
貴女「……いえ、なんでもないです…」
確信がないため、それ以上の言葉は出てこなかった。
ただ単に自分の思い込みかもしれない
突然昔を思い出したあまり、そう思い込んでしまったのかもしれない
そうだ、いったん落ち着こう。
いまそんなに焦って問いただす事ではない
貴女「失礼しました」
久遠「…」
一礼してその場を去る
久遠監督の、今回のこの禁止命令の意図はつかめたんだ。
十分な収穫だ。
あとは部屋に戻って練習するだけ……
そう考えている私の背中を
まさか久遠監督がじっと見ていたとは、その時は気づきもしなかったのだった
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倉狩莉緒菜(プロフ) - スマイルさん» コメありがとうございます！となると、来年から高校生になるんですね！！スマイルさん頑張ってください(^^)私も頑張ります！お互いいい結果のことを願います(^^) (2016年12月31日 11時) (
レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - エイリア学園 フランさん» コメありがとうございます！応援してくださりとても嬉しいです！！頑張ります！ (2016年12月31日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 雪だるまさん» ご指摘ありがとうございます！時間がある時に治しておきます(＞＜) (2016年12月31日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - 私も1月で高校私立推薦試験で面接＋特待生認定試験で国数英です(*^^*)お互い頑張りましょう( *｀ω´) (2016年12月21日 19時) (レス) id: f91bbba755 (このIDを非表示/違反報告)
エイリア学園 フラン - 頑張って下さいヽ(=ﾟωﾟ)人(ﾟωﾟ=)ﾉ (2016年12月21日 16時) (レス) id: 7a2d668c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2016年9月18日 21時
