第１８話「謎の震え」 ページ20
吹雪「正直僕はエイリア戦の時、アツヤの人格と自分の人格がぐちゃぐちゃになって
使い分けられなくなって、抑えられなくなって、自分じゃコントロールもできないほどになってた…
それでもサッカーを続けられたのは僕自身が、とてもサッカーを愛していたから。大好きだったからこそ、続けられた
でも、大好きなだけじゃきっと乗り越えられなかった
今僕がこうして再びサッカーをして、日本代表に選ばれて、今もサッカープレイヤーとしていられるのは確かにキャプテンたちのおかげもある、けど一番はやっぱり
Aちゃんのおかげなんだ」
貴女「私の…おかげ?」
嘘だ
だって私は…
貴女「私、途中で皆を裏切ったんだよ?吹雪の事だって、一度は壊れてしまうほど追い詰めていた側なんだよ!?」
救いたかったのは事実、でも私は
貴女「私のおかげなんかじゃないんだよ…」
吹雪を救えなかったのも、事実だ
最後に救ったのは紛れもない、円堂たち雷門イレブンの人達だ
吹雪「ﾌﾌｯ Aちゃんならそう言うと思ったよ
そう言ってずっと、自分を責め続けてきたんでしょ?」
貴女「!」
吹雪「あ、図星だ」
そういい私の顏を覗き込むように、下から見つめる吹雪
吹雪「Aちゃん、僕が君に感謝しているのは本当だよ
心の底からそう思ってる、だから何度でも言うよ
ありがとう。僕とアツヤを救ってくれて
アツヤもお礼を言っているんだ」
貴女「アツヤも…」
蘇るアツヤと会話したときの光景
口調は荒々しいし態度も悪いけど、根は本当はいい奴。
吹雪「僕は君にたくさん救ってもらった
どんな場面でも、数え切れないほどに。
だから今度は僕が救わせてほしい」
貴女「救う…?私の事を…?」
一体私の何を救うって言うの?
吹雪「…自分でも、気づかないふりを続けているんだね
Aちゃんは自分の中でなんでも溜め込み過ぎる
悪い癖だよ」
ちょんっと私のおでこを人差し指で軽く押す吹雪
…別にため込んでいるわけじゃない
一人で何でもやらなきゃお母さんが怒るから……
貴女「(…あれ……何で今お母さんが出てきたの…?)
ごめん吹雪、私もう戻るね!」
吹雪「えっ!?ちょっ、Aちゃん…!」
後ろで私を呼び止める吹雪を無視して、
半ば強引にその場を立ち去った私は
全力疾走で部屋に戻り
貴女「落ち着け…っ落ち着け私っ」
謎に震える体を抱え込むように、ベッドに潜ったのだった
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倉狩莉緒菜(プロフ) - スマイルさん» コメありがとうございます！となると、来年から高校生になるんですね！！スマイルさん頑張ってください(^^)私も頑張ります！お互いいい結果のことを願います(^^) (2016年12月31日 11時) (
レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - エイリア学園 フランさん» コメありがとうございます！応援してくださりとても嬉しいです！！頑張ります！ (2016年12月31日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 雪だるまさん» ご指摘ありがとうございます！時間がある時に治しておきます(＞＜) (2016年12月31日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - 私も1月で高校私立推薦試験で面接＋特待生認定試験で国数英です(*^^*)お互い頑張りましょう( *｀ω´) (2016年12月21日 19時) (レス) id: f91bbba755 (このIDを非表示/違反報告)
エイリア学園 フラン - 頑張って下さいヽ(=ﾟωﾟ)人(ﾟωﾟ=)ﾉ (2016年12月21日 16時) (レス) id: 7a2d668c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2016年9月18日 21時
