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総統室を出たAは言われた通りにロボロの元に資料を届けるべく、監視室へと来ていた。
監視室の前に来て、決められた回数のノックをするとロボロの部下が扉を開けてくれた。この城にやって来た初日と違い、もう監視室に入っても問題ない程度にはAへの信頼は積み上がっているのだが、A自身は特に入る必要性を感じていないため、このように用事がある時は一般兵と同じことをしている。
「A様？どうされましたか？」
未だに城内の者全てに名前が知られているわけではないAだったが、城内外の情報を管理する役割もある監視室のロボロの部下たちはAの名前を把握していた。
Aは軽く会釈をすると、資料を見せる。ロボロの部下は「あぁなるほど。少々お待ちください」と言って奥に引っ込んでしまった。Aとしては資料を渡すだけなので、別にわざわざ忙しいロボロを呼び出さなくても部下が受け取って渡してくれればいいのだが。Aがそう思っていると、呼ばれてきたロボロが顔を出した。なぜかソワソワしている様子だ。
rbr「A…！俺に会いに来たんやって？嬉しいわぁ」
『会いに来たと言えばそうなんだけど…グルッペンから資料を渡してって言われたからというか…』
rbr「なんや…そうなんか…」
そう言ってAがロボロに資料を渡すと明らかに肩を落としたのが分かる。なんだか今日のロボロは様子がおかしい。いつもより妙にテンションの浮き沈みが激しい。
Aが違和感に戸惑っていると、ロボロの部下が再び顔を出してロボロから資料を奪い取るように受け取ると、笑顔でロボロの背中を少し押して監視室の外に出した。
「A様、ロボロ様はココ最近あまり睡眠を取っていられませんのでロボロ様をよろしくお願いします」
『えっ』
rbr「はぁ！？おまっ、俺はまだ…」
「この資料は見たところ私共でやれますし、監視もしばらくは私共だけで大丈夫です。では！」
そう言ってロボロの部下は監視室の扉をバタンと閉めてしまった。
彼の話を聞いて寝不足だからテンションがおかしかったのかとAは1人心の中で納得した。
rbr「あいつら勝手なことを…」
『良い部下だね』
rbr「…俺には勿体無い優秀な部下たちや」
頭をガシガシ掻きながら、天の顔布で表情は見えないものの嬉しそうなロボロの様子にAは微笑んだ。
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リツカ(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» コメントありがとうございます！強い精神力を持ってる彼らだから夢主ちゃんの内面まで見てくれるんですね〜ありがとうございます！無理しない程度にがんばります！ (4月15日 21時) (
レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - うおー！！ 呪いを跳ね返して心を好いてしまったwrwrdのみんなとそれに気付いてない夢主って構図がよすぎる… 更新頑張ってください！ 無理はしないで欲しいけどネ… (4月15日 4時) (レス) @page9 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - はい!いつでも待ってます‼️ (3月29日 21時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
リツカ(プロフ) - ゲリラさん» ゲリラさんコメントありがとうございます！ご心配の言葉もありがとうございます(т-т）現在他の作品の完結を優先させているため、更新が遅くなってしまいますがぜひ気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (3月27日 0時) (レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - いつもこの夢小説を見て癒しをもらってます☺️体調に気をつけてください、またの更新待っています‼️ (3月26日 0時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツカ | 作成日時：2024年3月4日 3時
