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入った店は、アンティークの小物やアクセサリーを売っている店で、店主は「いらっしゃいませ」とにこにこと声を掛ける。戸惑うAの手を引きながら先程Aが外から見ていたショーケースの前に行く。
先程Aが見ていたのは、小さな青い宝石のイヤリングだった。恐らくタンザナイトが埋められている。
ut「さっきAが見てたのこれやんな？気に入ったん？」
鬱がそう聞くとAは、もじもじと珍しく恥ずかしそうにしながらフードを深く被り直すと頷いた。
『…その、鬱の瞳の色に似てるなって思って…』
ut「…は」
そう言ったAに、鬱はしばらくフリーズしてしまった。ようやく意味を理解できた鬱は今までに見せなかったほどに顔を赤くさせてそれを隠すように顔を下に向けて口元をAと繋いでいない方の手で抑えると
ut「待って…ちょ、待ってくれん…？何その理由、可愛すぎひんか…？え、それで見てたん…？」
なにやらAには聞こえない程度の声量でぶつぶつ言うと気を取り直したのか、顔を上げると
ut「よし、これプレゼントするから付けてや」
『えっ…？！』
そう言うと、Aが制止する間もなく、決して安くは無い値段のイヤリングを手に取ってレジに向かっていった。慌ててAが追いかけると、もうレジにイヤリングを置いて財布を取り出していた。
『う、鬱…私はいいから…』
ut「気にせんくてええねん。俺がAにつけて欲しいんやから。それに、Aはちょっと無欲すぎるから自分から欲しいもん言うてくれへんし、こうやってプレゼントできるチャンス逃したくないねん」
と、お金を出しながら言う鬱にそこまで言われると何も反論できないAを店主は「お嬢さん、愛されてますね」とにこにこと笑いながら言うと、Aは逃げるように
『先にお店出てるね』
ut「え、A待っ…」
と、鬱が止める間もなく店を出て行ってしまった。慌てて鬱が、会計を済ませて店を出ると
ut「…A！？」
既にどこにもAの姿が見えなくなっていた。
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リツカ(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» コメントありがとうございます！強い精神力を持ってる彼らだから夢主ちゃんの内面まで見てくれるんですね〜ありがとうございます！無理しない程度にがんばります！ (4月15日 21時) (
レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - うおー！！ 呪いを跳ね返して心を好いてしまったwrwrdのみんなとそれに気付いてない夢主って構図がよすぎる… 更新頑張ってください！ 無理はしないで欲しいけどネ… (4月15日 4時) (レス) @page9 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - はい!いつでも待ってます‼️ (3月29日 21時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
リツカ(プロフ) - ゲリラさん» ゲリラさんコメントありがとうございます！ご心配の言葉もありがとうございます(т-т）現在他の作品の完結を優先させているため、更新が遅くなってしまいますがぜひ気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (3月27日 0時) (レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - いつもこの夢小説を見て癒しをもらってます☺️体調に気をつけてください、またの更新待っています‼️ (3月26日 0時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツカ | 作成日時：2024年3月4日 3時
