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〜これまでの簡単なおさらい〜
彼女は、半年前にW国の幹部と偶然街で出会い、昔から語られている”傾国の魔女”という童話の元になった魔女の絶世の美少女である容姿と今までの魔女たちの記憶と呪いを受け継いだ何百代目かの魔女であることを話すことになった。
その中で彼女は、総統であるグルッペンが見初めたことによりW国で幹部となり、彼らのそばにいる事を条件に彼らはAの魔女の呪いを解くことを誓う契約を交わした。
呪いを解く方法は今のところ2つ。
1つ、魔女の呪いをかけた男を魔女が愛すること。
2つ、魔女を心から愛し、魔女がその者を心から愛すること。
簡単なように見えて、呪いの性質上今までの魔女がこの2つの条件を満たすことができずにAにまで渡ったのだ。この2つ以外の方法を探し求めながらもAはW国で過ごしていて半年が経っていた。
魔女の呪いは、その美しい初代の魔女の容姿を引き継ぐことだけではなく、20歳の誕生日までは不死であり、死ぬことができない呪いと、20歳になった瞬間魔女の体は塵となり、またどこかで新しい魔女が産まれる呪いであった。
そんな呪いが発現するまであと3年と3ヶ月。
____この物語はここから再開する。
時刻は、23時半。W国の静かな幹部棟の廊下を、Aはコネシマとシャオロンの書類を持って歩いていた。あの後書類を終わらせたシャオロンにもAは、これでもかというほどに褒めちぎって撫でてやれば気付けば時間が経っていた。
そっとトントンの書記長室の扉を開ければ、トントンはまだ起きていないようで誰もいなかった。書類を置いて、各自の担当者のメモを残しておくとAは書記長室を後にして自分の部屋へと戻った。
ベッドに入り、ここ半年の出来事を思い出したAは自身の頬が緩んでいることに気がついた。
ずっと気を張っていた、半年前までの自分とは違う。そこで気がついた。
あぁそうか。
『私、楽しいんだ』
彼らとのこの日々が楽しい。
Aが魔女の記憶を受け継いだその日からAは人を呪いに巻き込まぬようにずっと張り詰めて16年を生きてきた。その彼女が今ようやくAとして楽しいという感情を知った。
それに気がついてしまったAはぽつりと
『死にたく、ないな』
当然のようにAとしての死を受け入れていた彼女は、16歳にして初めて死にたくないと思った。それを教えたのが彼らだと言うことを、当の本人らは知る由もなかった。
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リツカ(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» コメントありがとうございます！強い精神力を持ってる彼らだから夢主ちゃんの内面まで見てくれるんですね〜ありがとうございます！無理しない程度にがんばります！ (4月15日 21時) (
レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - うおー！！ 呪いを跳ね返して心を好いてしまったwrwrdのみんなとそれに気付いてない夢主って構図がよすぎる… 更新頑張ってください！ 無理はしないで欲しいけどネ… (4月15日 4時) (レス) @page9 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - はい!いつでも待ってます‼️ (3月29日 21時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
リツカ(プロフ) - ゲリラさん» ゲリラさんコメントありがとうございます！ご心配の言葉もありがとうございます(т-т）現在他の作品の完結を優先させているため、更新が遅くなってしまいますがぜひ気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (3月27日 0時) (レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - いつもこの夢小説を見て癒しをもらってます☺️体調に気をつけてください、またの更新待っています‼️ (3月26日 0時) (レス) @page6 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツカ | 作成日時：2024年3月4日 3時
