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授業中、私は頭を抱えていた。
やっっっってしまった………………！
後悔先に立たずとはよく言ったものである。
私は元々転校する前の地域で、さっきのフードの彼と同じく不良だった。
不良になった理由も特に珍しくはなく、親との仲が悪くて、先生たちも真剣に私の話を聞いてくれなくて、
その時たまたま仲良かった先輩がいたのだが、その人が不良だったのだ。
そのため自分も大人というものに反抗したくて不良になったっていうなんともありがちな理由だ。
辞め時を見失って中学から去年、つまり高1までは不良のままだった。
不良ではあったが、売られた喧嘩を買うだけで絶対に自分から喧嘩を吹っ掛けたりなんてことは誓ってしていないし、いつの間にかできていた舎弟達にも同じく弱きを助け強きをくじくスタンスでいけと口を酸っぱくして言っていた。
幸か不幸か私は喧嘩がめっぽう強かった。特に負けることもなく、売られた喧嘩を買っていたら、伝説の女なんていうダサい異名までついていたらしい。
伝説の女って…いくらなんでもダサすぎる。
その異名がだんだんと広く浸透していって噂に尾ひれがいっぱいついて、高1の頃には学校にカチコミにくるバカが多くなっていた。私もそんな生活に疲れてきていた。そんな時だった。通っている高校の担任が
？「そんなに嫌なら辞めちゃえばいいんだよ！」
『…はぁ？そんな簡単な問題じゃ…』
と、あまりにもあっけらかんと言うので私も普段は大人と話すことすらないのに乗っかってしまった。
？「え！だって小鳥遊さんは辞めたいんだろ？辞めれないと思ってるだけで辞めるのは簡単だよ？」
『そ、うなのか…？』
？「そうだよ！もし小鳥遊さんの親御さんが許してくれるならその金髪も黒に戻して、他の学校で1からやり直すのはどう？」
それって体のいい厄介払いじゃないのか。なんて言葉は、その教師、天乃海斗先生の真剣に悩む表情に即座に引っ込んだ。
この人は本気で私がやり直せる方法を考えてくれているのだと伝わった。
『…なんでそんなに親身になんの？面倒だろ。不良の相談なんて』
pe「面倒なわけない！生徒が悩んでる時に一緒に悩んで解決するのが教師だろ！」
本気でこんなクサイセリフを言う人もいるんだなと思うと、思わず笑ってしまう。
『はは…ぺんちゃんは変な先生だな』
pe「こ、こら！しにがみくんたちの真似しちゃだめだろ！天乃先生だからね！」
こうして恩師のおかげでこうやって不良を辞められたのだ。
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リツカ(プロフ) - みの*さん» みの*さんコメントありがとうございます！ワクワクして続きが気になるお話だと言って貰えるほど書いていて良かったと思うことはないです頑張りますありがとうございます！ (12月21日 12時) (
レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
みの* - とっっっても続きが気になります…！すごく読んでいてワクワクしたので、ぜひ続きを楽しみなさせてください！！ (12月20日 23時) (レス) @page32 id: 876b8227fd (このIDを非表示/違反報告)
リツカ(プロフ) - 小豆さん» 小豆さんコメントありがとうございます！学パロ少ないんですね…！そう言っていただけて嬉しいです；気まま更新ですが、頑張りますありがとうございます！ (12月17日 21時) (レス) @page22 id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 新作おめでとうございます！意外とd!さんたちの学パロ少ないのでとっても嬉しいです!しかもしかもリツカ様が書いてくれるなんて感激です!これからも頑張って下さい!! (12月17日 20時) (レス) @page22 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
リツカ(プロフ) - かほちさん» かほちさんコメントありがとうございます。夢主に翻弄される彼らが書きたかったのでそう言っていただけて嬉しいです…！がんばります！ (12月14日 21時) (レス) id: 38d80545ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツカ | 作成日時：2023年12月13日 22時
